南三陸のサケは好調

 ご無沙汰しております。よく見ると2ヶ月も放置していたのですね。
 10月末から予定通りだったのですが、私的にはかなり仕事が忙しい状態が続き、じっくりとネタを探すことが出来ない日が続いていました。一応、その中にはサケ関連の仕事もあったのですが…、いずれ、ご来場頂いております皆様に放置のお詫びを申し上げます。

 さて、そんな放置ブログに、せんぱんmakmaさんからコメントをいただきました。malmaさんもサケ関連のサイトとブログを立ち上げられていて、リンクにも入れておきましたので、是非ご覧いただければと思います。で、そのコメント中、今年の三陸沿岸のサケ漁について触れられていました。そして、我が?河北新報にもこんな記事が

リンク: 河北新報ニュース 豊漁の喜び今年も終盤 南三陸・秋サケ漁.

豊漁の喜び今年も終盤 南三陸・秋サケ漁
 宮城県内の秋サケ漁が終盤に入った。昨年の水揚げが数量、金額とも県内1位を記録した南三陸町志津川魚市場では既に前年実績を上回り、連日の水揚げに沸いている。漁は今月中旬まで続く。
 志津川魚市場の秋サケ水揚げは2490トン、7億9600万円(4日現在)に達し、前年同期を金額で約2億2000万円上回っている。南三陸町は10月の低気圧で定置網にも大きな被害が出たが、秋サケ漁が本格化する11月までに修理が間に合った。
 町内を流れる水尻川、八幡川に遡上(そじょう)してきたサケの捕獲も好調で、6日までにふ化放流用の予定採卵数1000万粒を確保した。捕獲数は2万6000匹を超え、既に前年の最終集計より8000匹以上多い。
2006年12月07日木曜日


ということで、南三陸町ではことし漁獲量・漁獲高ともに好調なようです。
 低気圧直後は、定置網もほぼ全滅し、ことしのサケ漁は厳しいのではないか、逆に沿岸で取らなくなった分、川のサケ漁は好調ではないか、という話だったのですが、どこか他地域の定置網の影響でもあるのですかね。志津川地域の方にとっては、喜ばしいことですが。
 そろそろ全国的な統計も出てくることでしょうし、それと併せて見てみたいものです。
 ところで、少し前の調査データを整理していたら、志津川魚市場ってこの時期はサケをもっぱら取り扱っているのですね。別の魚種を対象にしている人からの話で、志津川はサケの仲買ばかりなので卸さない、という話がありました。こういう市場って結構あるのですかね。まったく知識がないので素人考えですが、志津川魚市場くらいの規模だと、単産というか、一つの魚種を中心にしてしまうと、地先の魚が流れてしまって不利な気もするのですが。

2006 12 08 05:42 AM | 固定リンク | コメント (80) | トラックバック

浜値高騰中

 今年も秋サケの浜値が高騰しているようです。

リンク: 後志沿岸 秋サケ浜値上昇 前年比2、3割増 中国輸出の好調反映.


 後志管内沿岸の漁港で水揚げされる、日本海の秋サケの価格が今秋、上昇を続けている。特にオスの値上がりが大きく、現在の浜値は一キロあたり百八十円台後半と、二十六日現在でも管内平均で昨年より二-三割高くなっている。背景には、中国から加工用サケの引き合いが強まっていることがあり、安値に泣かされてきた漁業者は「本来の価格に戻りつつある」と歓迎。一方で、価格が上がることで地元消費にブレーキがかからないか、心配する声もある。
 小樽市漁協では現在のオスの浜値(一キロ百八十五-百九十円)は、前年比四割増し。二年前と比べると二倍以上で、ある漁業者は「数年前までは、一キロあたり二十-三十円台と、サケを入れる出荷用の木箱の方が高く付く-という冗談のような話も出るくらいの価格だった」と話す。
(中略)
 中国への輸出は、道漁連が、秋サケ市場の供給過剰を解消するため、一九九四年から開始。
 しかし、これとは別に、主産地の道東地区などで商社が買い付けるケースもあり、中国の水産加工会社が独自にサケを購入している例も多いという。
 この動きが今年は日本海沿岸にまで波及。道産サケなど年間十万トンを切り身などに加工している中国のある水産加工会社は、後志管内からの買い付けを「検討中」としており、「今は、道東からの買い付けが中心だが、数量が足りず、需要に追いつかない」と明かす。
 特に、後志管内には小樽港から中国と結ぶ定期コンテナ航路があり、「輸送コストが抑えられることが最大の利点」とも。
 ただ、ここ数年で二-三倍に上がった価格に、小樽市内の水産加工会社などからは「地元の消費に影響がなければいいが」と地元の反応を気にする声も出ており、今後の推移を注目している。


 中国向けの影響とのことですが、記事中最後にあるように、このままだと地元の消費が、というところが注目でしょうか。このあたり、漁師さんなどにしてみれば高騰すればするほどよいのでしょうが、難しいところですね。

2006 10 05 05:54 AM | 固定リンク | コメント (109) | トラックバック

仙台でサケ試食会

 そろそろ私の住む仙台でもサケニュースが流れ始めました。ということで、さもないニュースですが、ちょっと紹介。

リンク: 河北新報ニュース 秋味堪能 仙台でサケ試食会.

秋味堪能 仙台でサケ試食会
◆ほおばる味覚◆秋サケに舌鼓を打つ仲買人ら
 今夜は、はらこたっぷりのサケはいかが―。仙台市若林区の市中央卸売市場で7日、本格的な水揚げシーズンを迎えた秋サケの試食会があり、市場関係者に「はらこ飯」と「秋サケとキノコののっけ焼き」が振る舞われた。仙台水産が主催した。
(中略)
 秋サケの旬は9―11月で、ことしは豊漁が予想されている。まだはしりのため、小売価格は一切れ150―160円とやや高めだが、今月半ばには平年並みの一切れ100円程度に落ち着く見込みだという。


 この手のニュースを最近よく見かけるのですが、市場ではこういう小売り向けのイベントって昔からやっているのですかね。

2006 09 08 05:11 AM | 固定リンク | コメント (88) | トラックバック

いよいよ秋サケ漁

 ごぶさたしております。ひさびさにニュースをあさってみました。
 あぁ、もう沿岸秋サケ漁がはじまっているのですね。で、ちょっときになったのが、こちら、 北海道新聞からです。

秋サケ、高値の初水揚げ 中国の需要反映、釧路でキロ410円  【釧路、広尾】秋サケ定置網漁が二十四日、釧路、十勝管内で解禁され、釧路市や十勝管内広尾町などで秋の到来を告げるシロザケが初水揚げされた。水揚げ量は少なかったが、浜値は昨年より高値がついた。近年急増中の中国需要を反映した幕開けとなった。  釧路市東部漁協では所属船三隻が網を起こした。初水揚げ量は昨年の二十分の一近くの一トンだったが、キロ単価で雌が前年比一・三倍の四百十円、雄が同一・六倍近くの二百四十円に上った。  広尾など三漁協が水揚げした十勝管内でもほぼ同様の傾向で、十勝管内豊頃町の大津漁協では前年の十分の一余りの八・八トンの水揚げにとどまり、雌が四百三十五円、雄が二百六十円だった。  日本から中国への輸出は二○○二年に二万三千トンだったが、○五年は五万六千トンとなり、今年も増加見通しだ。釧路市東部漁協は「加工業者に在庫がほとんどないようで、引き合いが強い」という。  釧路・十勝海区漁業調整委員会(釧路)によると、今年の全道の漁獲基準(予想)量は例年よりやや多めの四千七百二十六万匹。秋サケ定置網漁は、九月八日まで道内各地で順次解禁され、十二月中旬まで続く。

 昨年あたりから、サケの中国輸出ネタが続いていましたが、今年もその傾向が続いているようです。このブログを始めた頃は、確かサケが余り気味という話だったので、まずはめでたいことだと思います。さて、このネタはどのような展開を示すのでしょうか。興味深く見ていきたいと思います。

2006 08 28 02:57 AM | 固定リンク | コメント (88) | トラックバック

秋サケブランド名を公募中

北海道東部、大樹町にて、秋サケのブランド名を公募しているとのこと。

リンク: 大樹漁協が厳選した秋サケをブランド化.

 清流「歴舟川」が流れ、太平洋にそそぐ、十勝管内大樹町。旭浜と浜大樹の太平洋に面した2つの漁港を持つ大樹漁業協同組合(岡嶋賢一組合長)は、秋サケのブランド化に向け、6月6日からネーミングの募集を開始した。
 これは漁業解禁直後のわずかな時期にしか水揚げされない若いオスの銀毛の中から、脂質の豊富なものを同組合員がプロの目で厳選し、「大樹産ブランド」として差別化を目指すもの。

 ネーミングの応募規定は、応募ネーム(ブランドネーム)は、ひらがな、カタカナ、漢字もしくは記号(アルファベット、数字等)の組み合わせとし、すでにほかの魚の名前(商標登録)などに使われているものは除く。

 応募方法は、名称(その理由も添えて)、住所、氏名、電話番号など必要事項を記入の上、郵送及びFAXまたは町内に設置の応募箱に投函。応募箱は道の駅コスモール大樹、大樹町役場、大樹町生涯学習センターの3カ所に設置している。

 応募締め切りは6月15日。採用者には、大賞1名に5万円と大樹漁業協同組合の水産加工品詰め合わせ、優秀賞5名には水産物加工品を贈呈。

 応募先は〒089-2126 広尾郡大樹町字浜大樹 大樹漁業協同組合 TEL01558-7-7801 FAX01558-7-7880まで。問い合わせは、同漁協か道の駅コスモール大樹(TEL:01558-6-2126)に。


応募期間が短いような気がしますが、今年からブランド名で使うということでしょうかね。ということで、ご興味のある方、どうぞ~

2006 06 12 05:13 AM | 固定リンク | コメント (65) | トラックバック

北米の害魚対策

 こんなニュースがありました。

リンク: 捕食魚の報奨制度がサケを救う~最大「賞金」は500ドル.

 なんでも、ノーザンパイクミノーという魚が、サケの稚魚を食べてしまうので、報奨金を設けて、捕獲していこうという動きだそうです。

 サケの稚魚を食べるノーザンパイクミノーを減らそうと、西海岸の北部3州では釣りの報奨制度が設けられている。
(中略)
 連邦政府や地方政府が、コヨーテ、ジネズミ、カラス、スカンク、ヌートリア(沼ネズミ)などの害獣に報奨金を出す例は多いが、報奨金付きの魚はノーザンパイクミノーだけという。
 釣りが上手で、週7日、1日12~18時間を釣りに費やせる人なら、5~10月の期間中に2万ドル稼ぐのも夢ではない。昨年賞金を受け取った1800人のうち、2人が約4万ドルを稼いでいる。昨年の総捕獲量は24万1000匹だった。
 水力発電ダムがいくつか建設された後、川の流れが遅くなり、サケの稚魚がノーザンパイクミノーに襲われやすくなった。サケを捕食する魚はほかにもいるが、最も捕食量が多いのがパイクミノーで、大型(最大で約25インチ)になると1日にサケ6匹を平らげる。
 BPAはノーザンパイクミノー増殖防止事業に年間380万ドルを投じている。生物学者によると、報奨制度でパイクミノーの数は22%減少。年間約380万匹の子ザケが救われていることになる。サケが増えることで、アラスカからカリフォルニア沿岸のサケ漁関連で年間270万~990万ドルの収入と446件の雇用創出が見込めるという。


ということだそうです。
 興味を持ったのは、問題の発生源がダムで、そのため流速が遅くなったために襲われることが多くなったという部分です。この話は日本でもありそうな気がしますが、研究されている方っていらっしゃるのですかね。
 先に紹介した、川にネットを張るという話もつながるような気がしますが、日本の場合、自然状態では考えられない量の稚魚が放流されているので、それに伴う生態系への影響っていろいろあるような気がしますが、どうなんでしょうか。

2006 05 27 12:35 PM | 固定リンク | コメント (79) | トラックバック

ロシア領サケマス漁出港

 リンクさせてもらっているatomさんのブログを拝見の方はお気づきの通り、先日、ロシアへの入漁許可がおり、ロシア領サケマス漁が出港しました。

リンク: blog-atom: 出港態勢!.

 例年、この時期の定番記事で、今年も前段として、こちらに政府間交渉について記事にしていましたが、その後が長かったようです。このあたりについて、北海道新聞に記事が。

モスクワでの日ロサケ・マス民間交渉は十二日、ロシア政府内の事務手続きに手間取り、今週内の操業許可証の発給見通しが立たない状態となった。これにより、日本政府と道鮭連など北海道の漁業団体が予定していた十五日の操業開始は、四年連続で延期が決まった。


ということで、例年のことながらロシア側の事務手続きに時間がかかったようです。例年の民間交渉でも同様だったため、今年から政府が介在したのですが同じと言うことで、なんとも。

 それでも、なんとか18日には許可証が届いて、無事小型船(30t未満)29隻と、中型船(180t級)15隻が出発されたとのこと。ここ何年かは6月に入ってようやく、ということが続きましたから、かなり順調といってもよいのかもしれませんが、現場の方々は例年冷や冷やさせられているのではないでしょうか。ちなみにちょっと早期の妥結がどのような効果があるのかについては、釧路新聞のこの記事が参考になると思います。

漁場には一両日中に到着し初投網する。今年は解禁から1カ月経った日本水域内サケ・マス漁が不振で、ロシア水域の漁模様が注目される。今月末にも2区水域で水揚げした生トキ(シロザケ)を主に花咲、厚岸、釧路副港に初水揚げする見通し。出漁は予定より数日遅れたが、昨季より小型は9日、中型は11日早いため、実質1航海分出漁回数が増える計算。


 このあたり、燃料費の高騰などもありますので、1航海増えるのが、どの程度のメリットになるのか私にはわかりません。ただ、先般の記事を通じてのatomさんとのやりとりにもありましたが、こうして交渉がまとまっても、魚価が低ければ船側の大損で終わりますし、そういう意味でもよい漁になるとよいですね。

 なお、今年の経緯と結果はこちらの記事がまとまっていると思いますので参考までに。

 今年から、政府間交渉で漁獲枠の上限と操業隻数を決め、実際の漁獲枠と入漁料を民間交渉で決める方式を導入。漁獲枠は前年比千五百四十九トン増の八千六百七十トン、入漁料は前年と同額のキロ当たり二百九十二円五十一銭で妥結した。しかし、四月十日からモスクワで始まった交渉は、ロシア側の事務手続きの遅れもあり、操業許可証発給までに一カ月余りもかかった。そのため日本側が予定していた今月十三日には出漁できず、四年連続延期を余儀なくされた。

 そうそう、先の釧路新聞の記事でスルーしましたが、沿岸サケマス漁は不漁なんですね。私のネット検索ではみつかりませんでしたが、どうなんでしょうかね。こちらはなにか情報がわかったときに紹介したいと思います。
 

2006 05 23 05:30 AM | 固定リンク | コメント (75) | トラックバック

サケの輸出が過去最高

 このブログでもなんどか紹介してきましたが、国産のサケの消費が低迷する中、主として中国向けの輸出が好調で、サケ漁に影響を与えてきているという話がありました。で、昨年の統計がまとめられたところ、過去最高という結果が発表されたそうです。

リンク: 道産サケ輸出、最高の126億円 昨年 中国、欧米向け需要増.

 記事を拝見して、興味深かったのは次の部分


北海道から海外向けに出荷される冷凍サケ輸出額が、二○○五年に百二十六億一千万円と過去最高を記録したことが、函館税関の調べで分かった。輸出額は同税関が冷凍サケと分類して統計をとり始めた一九九六年の六倍にのぼる。輸出先は主に中国だが、同国内で加工されたサケの多くは欧米に輸出されており、自然食ブームがサケ人気の要因とみられる。
(中略)
 漁獲量が多い道東で秋サケを扱う道漁連釧路支店によると、水揚げしたサケの多くは石狩市内の加工場で頭部や内臓をとって冷凍し、主に中国に輸出される。中国の加工場では骨や皮をとって、欧米向けに再度輸出する。
 同支店は輸出増加について、「漁獲量が増えてきた二○○○年ごろから国内でサケの値段が下がり、販売先を海外に求めた成果。欧米では近年、健康志向の高まりで、日本産の天然サケの人気が高い」と話す。

ようするに、中国での人気は中国国内の消費の伸びではなく、(中国にとって)安い原材料を加工することでより高く販売できる商品であるため、ということのようなのですね。
 まさに”へ~”
 日本が得意としてきた加工貿易の原材料を日本が提供する世の中になったとは。なかなか興味深いところです。
 欧米、とくに大西洋サケは脂質が多いので、日本では人気ですが、逆に向こうでは脂質の少ないサケが人気というのもなかなか。お得意の輸入で、国内でもJapaneseSalmonの逆輸入なんってことになるとさらに面白いのですが。さすがにそんなことはないのかな?

2006 05 07 10:34 AM | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

ロシア200カイリ交渉はそろそろ妥結か

ロシア200カイリの交渉がはじまったことについては既に報告しましたが、今年は少し順調のようです。ただ、どこにもニュースはないのですが、サケマス漁に出てられる漁師atomさんのブログを拝見すると、既に集合の連絡が入ったようです。

リンク: blog-atom: 出港予定日決定か?.

 atomさんも触れられていますが、通例ロシア200カイリのサケマス漁は民間団体による交渉をとっていたのに対し、今年は政府間交渉を行って大枠を決めてから入漁料など詳細を民間交渉で行う2段がまえで行っているようです。
 一応、ここ数年ロシアとの交渉は見ていますが、この政府間交渉、これまではなかったような気がしますから、このところの不調続き、土壇場での逆転続きに大枠は政府間できめてしまおうということになったということですかね。
 このあたり、どんな影響があるのでしょうか。どこかで解説記事があるとよいのですが。お気づきの方お教え頂ければ幸いです。

2006 04 27 05:27 AM | 固定リンク | コメント (63) | トラックバック

200カイリサケマス漁水揚げ開始

200カイリ内のサケマス漁が4月15日解禁となり、水揚げが始まったそうです。
リンク: 春の味覚、初水揚げ 200カイリ内サケ・マス漁.

 魚屋などにいくと、ママス(サクラマス)も入荷していますし、こうやってニュースをスクラップしていると、サケ類は一年中獲れていることがわかりますね。

2006 04 21 11:30 AM | 固定リンク | コメント (20) | トラックバック

今年の日露サケマス交渉

すっかりこちらがご無沙汰になっています。
 日本ではようやくサケの放流がひと段落した4月、もう北洋では次のシーズンが始まっています。
リンク: 日ロサケ・マス交渉 10日にも開始.
 4月中には妥結を目指しているということで、ロシアとの交渉はここのところなかなか順調には行かないことが多いようですが、見守りたいものです。

2006 04 10 10:35 AM | 固定リンク | コメント (59) | トラックバック

ちゃんちゃん玉

 サケ関連商品のニュースです。北海道千歳にて、なかなか興味深い商品が開発されたとか。

リンク: 千歳の新名物へ「ちゃんちゃん玉」 サケ使い「たこ焼き風」 5月連休に発売 .
 たこ焼き風のサケ料理とか。


 【千歳】千歳市内でこだわり卵を生産する「コッコ・コーポレーション」(沼山誠二社長)が、千歳の名物サケを使った、たこ焼き風の軽食「鮭のちゃんちゃん玉」を考案した。五月の連休から市内の直売所で販売する予定で、沼山社長は「千歳の新しい名産品にしたい」と張り切っている。
(中略)
 沼山社長は、麦飯石卵をPRしようと、サケを使った卵製品を検討。調理器具が比較的安く購入できるたこ焼きに注目して昨年四月から製品化に取り組んできた。
 鮭のちゃんちゃん玉は、麦飯石卵をふんだんに使ったたこ焼き生地の中に、みそ味のサケとチーズを入れて焼き上げる。たこ焼きの食感に似せるため、サケのブロックを使う。
 市内長都駅前四で同社が経営する卵専門店「ファーム・ヌーボー」で、一パック六個入り、四百五十円で販売する。
 すでに文化庁に知的所有権として申請済みで、販売が順調に進めば商標登録したいという。(柳沢郷介)

 たこ焼き生地にみそ味のサケとチーズですか。味が想像できるようなできないような。春から販売されるそうですから、連休に北海道旅行をされる方、いかがですか。

2006 02 23 05:56 AM | 固定リンク | コメント (18) | トラックバック

今年の沿岸サケ漁は

 そろそろサケのシーズンも終わりに近づいてきました。
 ざっと見る限り、かなりばらつきのある状況のようですね。
 まず、北海道側、北海道民友新聞にてひとまずの総括記事が掲載されています。

リンク: 11月末の全道秋サケ漁まとめ~「豊漁貧乏」は消える
.


 管内の秋サケが11月末で切揚げとなったが、全道の水揚げも好調で、3年連続の豊漁が確定した。北海道連合海区漁業調整委員会のまとめによると、総水揚げは5252万匹(前年比94.5%)、477億5619万円(同112.2%)。12月にも道南方面で漁は続くが、数量(匹数)では史上5位の実績となっている。

 ということで、水揚げもそこそこな上、価格も善かったという事で、ひとまずサケ漁については良い成果となっているとのこと。
 一方、本州、特に太平洋側は悲惨なようです。
リンク: 最盛期の秋サケ水揚げ量が半減/Web東奥・ニュース20051208_4.
 青森県では、太平洋側で半減とのこと。理由としてはエチゼンクラゲによる影響があげられています。
 日本海側の情報はあがっていませんが、河川の方は全般に好調なようですから、記事の分析通りエチゼンクラゲによって定置網の不漁が大きいのかもしれません。
 先の記事にも書いたように、これから宮古あたりのサケ漁が本格化しますが、さて、どの程度挽回できますか。見ていきたいと思います。

2005 12 12 02:29 PM | 固定リンク | コメント (85) | トラックバック

今年の沿岸秋サケ漁

 サケ漁たけなわの今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。???
 今年の秋サケ漁、特に日本海側で好調なようで、北海道新聞にこのような記事が掲載されていました。

リンク: 秋サケ漁獲高34・2%増 過去10年間で最高 好調な輸出が単価支える.


秋サケの水揚げは、九五年に五千八百トン、九億九千万円と過去十年間では漁獲量、金額ともに最高を記録している。
 道立水産ふ化場(恵庭市)によると、後志地区でサケ漁が好調なのは、「二○○一年に放流した四年魚が多く戻った」ため。最終的に過去十年間でも二番目か三番目の漁獲量になりそうだ。今年は日本海とオホーツク海で好調で、胆振や日高など太平洋側で振るわない。

で、自分が興味を引かれたのは続くこの部分

 後志支庁水産課によると、ここ数年で増加した中国への加工用サケの輸出で雄サケの単価が上昇したことや、国内のサケ需要が復活していることなどが、単価を支えているという。

 近年、中国向けの輸出等が増えている、ということは耳にしていたのですが、価格を支えるレベルになっているのですね。
 この件については<<発展的水産市場商人>>さんもブログのサイドバーにて若干触れられています。ちょっとぐぐると、さけ・ます資源管理センターの下記pdfに興味深い記事がありました。

http://www.salmon.affrc.go.jp/topics/H17renraku/8shimizu.pdf
http://www.salmon.affrc.go.jp/kankobutu/bulletin/BNSRC04-4s.pdf

 発展的水産市場商人さんにも重なる視点として、このペースで行くと、サケの価格が中国側の都合で決まるようになるのではないか、と警鐘し、国内の需要も高めていく必要が述べられています。
 このへん、感情(文化)的な面と資源的な面、経済的な面がいろいろとつながりますので、どちらがよい、という話ではないのですが、こうした動きの結果、国内のサケの消費に影響を与える(意味もなく高くなってしまったり、品質の良い物が国内でまわらなくなったり)ことのない方策は考えていく必要があるのでしょうね。

 また、論文に触れられていますが、この問題と並行して考える必要があるのが、養殖サケ・天然サケを巡る資源と嗜好の問題があるようです。国内でもシロザケの需要と別に養殖された輸入サケの人気は高い物がありますし、こういう消費動向も視野に入れながら、見ていく必要があると思います。

2005 10 29 10:38 AM | 固定リンク | コメント (82) | トラックバック

熟成秋さけ221

 久々に水産系のネタになります。塩鮭の新しい熟成方法が開発されたとか。

リンク: 手間暇かけて221時間、野付漁協がサケの山漬けで新製法.


根室管内別海町の野付漁協は塩水に漬けることで、腹部のハラスも含めて塩分が均一になる山漬け製法を開発。「熟成秋さけ221」と名づけて、コープさっぽろなど道内の生協で本格販売を始めた。
 山漬けは塩をたっぷりまぶしたサケを山のように積み上げ、水分を抜くことでうまみを増す伝統的な加工法。ただ塩が多くまぶされるハラスの部分が、極端に塩辛くなってしまう傾向があった。
 新製法では、塩水漬けと山漬けを交互に繰り返すことで克服した。
 昨年秋に新設した専用の熟成室で、室内温度を八度に保ち、重しを載せて脱水、熟成させる。さらに、水洗いをして塩分を抜き食べやすくした。

とのこと。美味しそうですね。コープさっぽろで扱われるとのこと。直売の他、生協の共同購入でも扱うこと云うことです。我が家は仙台の共同購入をしていますが、そのうち扱ってもらえるのでしょうか。しばらくは生協のカタログを要チェックですね。

*****
そうそう、関係ありませんが、我が家の近くの魚屋でサケ半身が400円で売っていました。三陸産の札がありましたが、もうそういう季節ですね~、この身をちゃんちゃん焼きにするとおいしいだろうな~、などと思いながら眺めてしまいました。

2005 10 21 01:07 PM | 固定リンク | コメント (58) | トラックバック

エチゼンクラゲとサケ

 本州のサケ沿岸漁もそろそろ、という時期ですが、近年話題になっているエチゼンクラゲ、今年も騒ぎになっているようです。

リンク: 巨大クラゲ、津軽海峡に到達 秋サケ漁に影響も 北上例年より1カ月早く.

 リンク先は北海道新聞で、津軽海峡に到着し、そろそろ北海道にも、という記事になります。青森の定置網でも問題になり始めているようですし、なかなか困った問題のようですね。soishidaさんのブログにて、越前クラゲの水揚げ(?)のレポがありましたが、定置網に入ってしまうと毒で魚の商品価値が失われてしまうようです。
 今年は一昨年ほどではない、ということなのですが、なかなか困った問題のようです。

2005 09 17 02:46 PM | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

シャケバイ講習会

 秋ザケシーズンが始まる中、こんな講習会が開催されたとか。

リンク: 秋サケ加工のバイト「シャケバイ」 標津で衛生管理講習会.

 シャケバイについては何度か紹介しましたが、オフィシャルな講習会も開かれているのですね。


秋サケ漁のシーズンを迎え、町内七つの水産加工場で働く短期アルバイトの若者(通称・シャケバイ)約百二十人を対象にした衛生講習会が四日、町生涯学習センターで開かれた。
 衛生意識の向上を目的に標津町地域HACCP推進委員会が主催。今年で六回目。
 シャケバイは九月から十一月までの盛漁期、加工場に住み込んでイクラの加工などを行う。かつてはオートバイで道内を旅行するライダーが主だったが、最近は本州から来たフリーターが多いという。

最後に修了証がもらえるようですが、これがあるとバイトに有利とかあるのですかね。

2005 09 05 03:31 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

今年のフレイザー川の紅鮭

 ご無沙汰しております。気が付くとながらく更新していませんでした。ぼちぼち復活していきたいと思います。
 早速気になったニュースを

リンク: カナダローカルニュース: 環境: 今年のフレイザー川の紅鮭漁はいかに.

 カナダのニュースを紹介しているブログにて、このような記事がありました。国内のニュースからは関連記事を発見できませんでしたが、記事だけを見る限り、結構厳しい状況のようです。輸入にも影響を与えるような話なのですかね。

2005 08 22 12:38 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

秋ザケ超過漁獲で休漁へ

ロシア領サケマス漁が終わると、そろそろ日本沿岸のサケ漁のシーズンとなります。
で、こんなニュースが

リンク: 道連合海区、秋サケ漁獲量に上限 今秋から 超過は3日間休漁.
 若干引用すると、


道連合海区漁業調整委員会は十二日までに、各地区ごとに秋サケの漁獲量の上限となる「基準値」を定め、これを超えると三日間休漁する自主規制を、今秋から実施することを決めた。北から南へ、東から西へと来遊する秋サケを“上流”で独占せず、各地区の漁獲量の格差是正を図る。

 秋サケの漁獲量は従来、同委員会が道内十四地区ごとに「許容量」を定めていた。しかし許容量を超えた場合は見直して再設定しており、実質的には上限がなかった。これに対し、日本海側や道南などでは「本来こちらに来遊するはずのサケが北部、東部で捕られている」という不公平感があり、実効性ある上限設定を求める声が出ていた。


ということだそうです。この時期に沿岸部に来遊するサケは日本のいずれかの川を遡上しようとする群れになるので、それを最上流?にあたる北海道の道東地区で取りすぎてしまえば、それ以南の地区の沿岸漁、河川での採捕に大きな影響を与えることになります。
 しかし、こういう取り決めって、これまでなかったのですね。川の方は古来、上流部とのすりあわせ(もちろん、紛争も多々ありますが)がありますが、近代の漁ではそういう意識がこれまでなかったというのはおもしろいですね。

2005 07 15 08:38 AM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

ロシア領サケマス漁そろそろ終了?

 5月下旬より始まった今年のロシア領サケマス漁、もう漁獲を満たして終わった漁船が出てきているようです。

リンク: サケマス豊漁、もう帰港 魚津の1隻、1カ月足らずで目標達成.

 富山新聞によると、魚津市のサケマス漁船が7月1日に漁港に戻ったとのこと。漁入りも比較的順調だったようですし、メデタシメデタシ、と行きたいところですが…

川中漁労長によると、例年は魚価のいいベニザケを追って漁場を駆け巡るが、今年はベニ、シロザケとも好調で、十四回の操業でベニ六十二トン、シロ七十トンの漁獲枠を確保した。二十四日に北海道釧路港に水揚げし、三十日に魚津港に戻った。  魚価は低迷し、根室漁協によると、ベニザケの浜値は二、三日前に一キロ千円を割った。
とのこと。なかなか厳しいようです。

2005 07 04 04:39 PM | 固定リンク | コメント (20) | トラックバック

ノルウェーサーモンの開発話

 ノルウェーから生食用のサーモンが輸入される際の裏話です。

リンク: 生食サーモン 日本に浸透 若い女性の心をつかむ.


本国では、刺し身やすしとしての食べ方は、全く知られていなかった。スモークか、ゆでてるか、だったのだ。漁民たちはまず日本人のように食べ、日本が求めるように工夫を始めた。

 厳しい自然に囲まれたノルウェー人は元来、進取の気性に富み、粘り強い。漁民、大学の水産学部、それに政府が一体となって開発に取り組んだ。最大の難関である鮮度については、「全部空輸」の方針で臨む。


ということで、単に生産していた養殖サーモンを輸出したのではなく、日本向けに商品開発をしていたということなんですね。

2005 06 04 02:55 AM | 固定リンク | コメント (89) | トラックバック

ロシア領200カイリサケマス漁

 先般、基本的に合意というニュースを記事にしましたが、その後、どうなっているのかニュースがありませんでした。先般も紹介してるアトムさんも心配されていたようでしたが、24日に招集がかかったとのこと。ニュースをチェックすると、本日出漁とあいなったようです。

根室・花咲港、ロシア200カイリ内サケ・マス 小型船きょう出漁 5月操業は3年ぶり  2005/05/27 07:14  【根室】ロシア二百カイリ内のサケ・マス流し網漁は、三〇トン未満の小型船二十七隻が二十七日午後、一八○トン級の中型船二十二隻は二十九日夕に、いずれも根室・花咲港から出漁する。  五月中の操業開始は三年ぶり。  操業条件を決めるロシア側との交渉は昨年より一カ月以上早い四月十一日から始まり、同月末に大筋合意、五月十五日出漁を目指していた。  しかし、ロシア側の事務手続きが遅れ、二十五日に操業許可証が交付された。 ニュースソース

 まずはめでたいというところでしょうか。で、過去のニュースを併せてみると

数日前にこのようなニュースが流れていました。

サケ・マス交渉、暗礁に ロシア側の手続き遅れ 駐ロ大使が抗議  2005/05/19 14:17  【モスクワ18日藤盛一朗】日ロサケ・マス民間交渉が、ロシア側の手続きの遅れで暗礁に乗り上げている。漁獲枠や入漁料について四月二十六日に最終合意しながら、調印は十八日も見送られた。十五日に計画していた小型船出漁も遅れ、野村一成駐ロシア大使が、ロシアの対応に抗議する異例の事態となった。 ニュースソース
 また、外務副大臣も抗議したとのニュース外務大臣が書簡を送ったというようなニュースがありましたから、調印の遅れがかなり政治問題にもなっていたようですね。  このあたりのニュースをみると、結局のところロシア側の政府内の調整がすんでいないまま担当レベルで合意していたための混乱ということのようです。  しかし、ロシアは難しいですね。  なにはともあれ、5月に無事出航できてよかったです。

 それ以上に難しいのがグーグルのニュースアラートですが(関係ない?)。実は、ニュース関連でこの機能に登録し、登録完了のメールは来ているのですが、一向に更新のメールが来ません。で、調べていなかった自分も悪いのですが、すっかりニュースをチェックするのが遅くなってしまいました。

2005 05 27 09:38 AM | 固定リンク | コメント (21) | トラックバック

アラスカ・シーフード・マーケティング協会

 アラスカつながりで、こういう協会があるそうです。

リンク: アラスカ・シーフード・マーケティング協会(Alaska Seafood Marketing Institute).

 主なコンテンツはアラスカ産シーフードがどういうものであり、どんな料理になりますよ、という紹介なのですが、こんなコンテンツが(PDFです)

2005年紅鮭のブリストルベイ河川別総来遊数、目標産卵魚遡上数、漁獲量の予想

アラスカのサケの来遊数がわかります。単位が百万なので、アラスカ全体で数億匹のサケが泳いでいることがわかります。

 ところで、産卵のため遡上することを”SpawningGoal”と表現するのですね。辞書で見るとspawnが卵という意味ですが、”卵を産む”という意味になるのですかね。goalはやはり産卵場という意味なのですよね。単に遡上と言わないことに興味を持ちました。

2005 05 16 10:09 AM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

アラスカのサケマス漁もそろそろ

 お世話になっている《《発展的水産市場商人》》さんのところで紹介されていますが、5月に入りアラスカのサケマス漁が解禁になり、日本にも輸入が始まっているとのこと。

リンク: 《《発展的水産市場商人》》:すじこ.

 このブログを通じていろいろと情報に接するようになり、気が付いたのですが、先般のロシア領のサケマス漁といい、日本近海ではトキシラズがようやく獲れる、という時期が実は北洋のサケマス漁の本格的な漁期なんですね。
 サケといえば秋というイメージがありますが、それは近海物の秋ザケ(シロザケ)のみだ、ということを知っておかないと、秋に旬だからといってアラスカ産のキングサーモンを食べるのは間違いなんですね。
 そうそう、蛇足ですが、本州でも三陸北部などでカラフトマスが自然産卵し遡上している場所があるのですが、ここの遡上の最盛期もまた8月ということで、あくまでも夏に遡上する魚のようです。一度夏に遡上するカラフトマスを見に行きたいとは思っているのですが、情報まで。

2005 05 16 09:56 AM | 固定リンク | コメント (94) | トラックバック

日ロサケ・マス民間交渉ことしはちょっと順調

 昨年は交渉が長引き、6月中旬となったロシア200カイリ内の鮭鱒漁の交渉ですが、今年は先月末には基本合意となったようです。

リンク: サケマス民間交渉、昨年並みで大筋合意 ロ側、魚種別枠撤廃応じず.

 ただ、 こちらをみると、ロシア側の上位官庁との折り合いが付かず、事務作業の遅れから最終的な調印が11日以降にずれこみ、出漁は少し遅れるということ。

 昨年も書きましたが、ロシアとの交渉はなかなか大変なようですね。

 そうそう、この漁に出漁されるatomさんのブログを拝見すると、現在は鋭気を養っておられるようです。無事出航となり、漁獲があがることをお祈りしたいと思います。

2005 05 08 02:09 AM | 固定リンク | コメント (69) | トラックバック

日本200カイリ内サケマス漁解禁!

 先の記事で、昨シーズンの沿岸サケ漁について書いたばかりですが、実は今シーズンの幕開けとなる、日本200カイリ内のロシアを母川国とするサケマス漁が4月15日に解禁になりました。漁期は7月7日までだそうです。
 今年の漁獲割り当ては3140トンだそうで、ロシア側に支払われる漁業協力費は4億7400万から5億3300万だそうです。
 新聞各紙で取り上げられています。ざっと紹介すると

毎日新聞:サケ・マス出漁:
大漁旗掲げ次々と漁場に 北海道

asahi.com : マイタウン北海道 - サケ・マス漁解禁
太平洋でサケ・マス漁始まる - nikkansports.com
 記事を概観すると、日刊スポーツの記事が全国紙面だけあるのか、一番わかりやすいと思います。まさにサケの母川国主義が一番わかりやすい事例ですね。

2005 04 22 05:45 PM | 固定リンク | コメント (88) | トラックバック

時鮭:お目見え、何と一切れ2100円

 例年より1月ほど早くトキシラズが獲れ、百貨店で販売がされたとのこと。

リンク: お目見え、何と一切れ2100円-北区・阪神百貨店 /大阪.

 はじめ値段を見てケイジ??と思ったのですが、トキシラズなんですね。ちなみにトキシラズ関係の過去の記事はこちらこちらをご参照ください。
 いや、初物の恐ろしさですね。
 でもちょっと財布に余裕があって、デパートに行ったときだったら、思わず買ってしまうかも…^^;(;_;)おいしいですからね。普通の時期だと、宮城の魚屋でも2(3?)切で400円くらいでしょうか。ちょっと高めの切り身という感じですから、おためしあれ。

2005 04 12 06:03 AM | 固定リンク | コメント (87) | トラックバック

鮭縄文漬

 宮古市の加工業者が”鮭縄文漬”という商品を開発し、全国水産加工たべもの展に出品したとのこと。

大阪府知事章に宮古の山根商店

 荒巻鮭(いわゆる薄塩のではなく、岩手独自のもので、三面の塩引きと同様の製品です)を米糠で熟成させたものだそうです。これを輪切りにして商品にしているとのこと。記事中の写真をみると、なかなかおいしそうな色に仕上がっています。なお、鮭にかぎらずアジ、イカ、サバ、サンマなども同様の加工で商品化しているとのこと。おもしろそうです。
 賞をとったということですから、物産展などでもみることが出きるかも知れません。自分も機会をみつけて入手してみたいと思います。

 ただ、この縄文というネーミング、「素朴さと力強さがある文化で、食のルーツがある」ので付けたそうですが、どのへんにルーツがあるのでしょうか。
 東北は縄文文化が濃密で、考古学的には宝庫といっても過言ではないのですが、最近の縄文ブームで現在の文化もすぐ縄文と結びつけたがるような気がして、個人的には不満です。いや、塩蔵って江戸時代以降に本格化した技術ですから。縄文をルーツにするなら薫製にしなくっちゃ。
 まぁ、それで商品力がアップするならよいのでしょうが。

2005 04 02 10:45 AM | 固定リンク | コメント (15) | トラックバック

解体せずに品質判別

 久々にサケネタの新聞記事がありました。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - サケ:解体せずに品質判別へ 道立工業試験場、新年度からシステム開発着手 /北海道

 なんでも針状のセンサーを2本入れて中の状態をたしかめるとか。まぁ、科学的な話はおいておき、自分が興味を持ったのは


 現在、卸売市場や水産加工場でのサケの品質評価は、熟練者が経験に基づいて外観から判断している。サケの等級は身の色に応じて「レッド」「ピンク」「ホワイト」の順に取引価格が高く、レッドとホワイトでは1キロ当たりの単価が倍近く違う。

の部分です。このレッドとかピンクはサケの種類ではなく、品質なんですよね。レッドってベニザケだし、ピンクはカラフトマス、ホワイトはシロザケ(サケ)ですよね。なんか混乱するような等級のような記がするのですが…

2005 03 17 04:36 PM | 固定リンク | コメント (89) | トラックバック

マグロ類、鯨類、サケ等の国際漁業資源評価会議

 水産庁の主催でこのような会議が開催されるそうです。

マグロ類、鯨類、サケ等の国際漁業資源評価会議の開催について

 一応、専門家向けの会議ですが、一般の来聴も可とのこと。
 マグロとクジラの資源評価については、いろいろな議論がなされていて、ニュースでも取り上げられることがあるので、なんとなく知っていたのですが、これと同格でサケも対象になるのですね。
 ちなみに、リンク先にある国際資源調査のサイトには


我が国が加盟・参加している地域漁業管理機関等において資源評価や管理の対象とされているマグロ・カツオ類、サメ類、鯨類、サケ・マス類、外洋性イカ類等の主要国際漁業資源について、魚種別に漁業の概要、生物学的特性、資源状態、資源管理方策等をとりまとめ、『国際漁業資源の現況』として国際資源班のホームページで公表いたしますのでお知らせします。

とあり、このほかにイカも対象になっていることがわかります。
 ひとまず紹介まで

2005 01 31 03:10 PM | 固定リンク | コメント (16) | トラックバック

本州の沿岸サケ漁の現況

 北海道沿岸では好調というニュースを先般紹介しましたが、本州、岩手では出足が鈍い、というニュースがありました。

サケ漁出足鈍く

 平均単価が例年よりも高めなので、金額ベースでは昨年並みとのことですが、漁獲では2/3程度になっているようです。先の記事でも本州は少し遡上が遅いと書きましたが、その影響が出ているのでしょうか。
 ただ、こちらの記事に書いた海況予測では、三陸の場合、11月中旬からが本番ということですから、今年の暖かさを考えれば、これから本番と言うことで、まだ気にする段階ではないのかな、とも思います。この後、どんな展開をするのか見ていきたいと思います。

 しかし、こうして新聞記事などを集めると、いろいろな傾向が見えてきますが、そもそもサケ漁の場合、統計としても100年近い蓄積があるわけでは、どこかに遡上量と漁獲量の関係について全国的な俯瞰したデータをまとめてはいないのですかね。あるような気もしますが、どうですかね。それとも、魚群の生育状況やら、特定河川や群によるばらつきが大きいので、統計的なことはいえないのかな、折をみて探してみたいと思います。

2004 11 11 03:10 PM | 固定リンク | コメント (58) | トラックバック

北海道沿岸の秋サケ漁

 今年のサケ漁ですが、河川では千歳川の遡上がかなり好調なので、逆に沿岸の漁は今ひとつかな、などと考えていましたが、どうも沿岸も好調だったようです。

秋サケ漁、今のところ史上2位だが~金額は過去最高が確定的

 こちらは北海道民友新聞の記事でが、網走では水揚げで史上2位、金額では過去最高の記録が確定的とか。他の記事では紋別漁協の水揚げも過去最高というものがありましたし、好調なようです。
 日本海側の情報がないので断定的なことはいえませんが、今年は回帰数がおおいのでしょうか。

 本州の川では、水温が高めのため若干遅れているようで、そろそろ遡上が本格化し始めているようですが、はたしてどんな具合になるのでしょうか。気になります。

2004 11 06 06:16 PM | 固定リンク | コメント (61) | トラックバック

サケバイの方の日記

 以前、標津近辺の秋の風物詩にサケバイがある、という記事を書きましたが、実際にサケバイをされている方のブログがありました。

風と日まわり~TravelerLink~

 自転車による日本一周をされているようで、現在は標津で2ヶ月にわたるサケバイが終了して、移動を開始されたようです。サケバイの様子から、間近に見る標津川のサケの様子で、サケ関連でもいろいろな記事があります。
 バイトの途中ではけがもされたとのこと。元気に目標を達成できることをお祈り申し上げます。

2004 10 31 01:09 PM | 固定リンク | コメント (82) | トラックバック

サケの稚魚にICタグ

 養殖サケの稚魚段階でICタグを埋め込み、流通までの個体管理を行う試みをスーパーがはじめたそうです。

Ubicomp Shopping: 鮭RFID
もとの情報はこちらです。

 記事を一生懸命読んだのですが、よくわかりませんでした^^; ひとまず、自分の言葉でまとめると、養殖の稚魚段階でICチップを埋め込み、餌の情報などを個体ごとに管理する。出荷段階で、箱にどの個体が入っているかを確認し、出荷する。出荷後の情報は箱の流通情報のみで、売り場では個体の情報までは把握しない。という仕組みであるようです。これはスーパー側で養殖も行っていることから行えるシステムのようです。
 あと、元記事をみると、最後に


 もっとも、情報のコストを誰がどう負担するかは、まだ答えが出ていない。特にサケの切り身のような定番商品はまだまだ価格競争力がモノを言う。ある大手食品スーパーの首脳は「安全を目いっぱいうたっても消費者が対価として払ってくれるのはせいぜい一割増まで」と嘆く。
 サカナの情報発信が採算に合う仕組みが、近未来には必要となる。

とあります。自分の感覚でもここまでする必要があるのか、という気はしますが、どんなものなんでしょうか。

2004 10 15 06:03 PM | 固定リンク | コメント (19) | トラックバック

北方領土の密漁

 国内の密漁についてはこれまでも書いてきましたが、北方領土をはじめロシアではさらに大規模な密漁が行われているようです。

イクラとウニと、北方領土

 この記事によれば、ロシアの河原には腹が裂かれたサケが大量に廃棄されているとのこと。一番経済価値が高いイクラのみを狙った密漁だそうです。記事の視点は日本に向けられ、大きな問題として密漁品を黙認しながらも流通させる日本側の対応をなんとかしたほうがよいというものです。
 北方領土ではサケ資源の減少が実際に起こりつつあるようですし、やはり考えなくてはならない問題なのだと思います。

2004 10 09 09:23 AM | 固定リンク | コメント (71) | トラックバック

日本初の缶詰

 日本の缶詰事始めは石狩でのサケの缶詰だったそうです。情報源はこちら。

melma!blog [EZO510 トクトク情報]

サケ漁に沸く石狩湾。 明治政府が1877年(明治十年)、サケ資源に恵まれた石狩町親船町(現石狩市親船)に、北海道開拓使が設置した官営工場でサケ缶詰を製造したのが日本の缶詰の始まり。鮭缶のラベルは『日本北海道石狩川産』 石狩での缶詰作りは北海道開拓の柱であった。 親船から近い弁天町に開設した郷土資料館『いしかり砂丘の風資料館』では缶詰誕生二百周年記念で、特別展を開催中。 手動式製造機を使い昔ながらの缶詰作りも体験できます。中には食材は入れません。
とのこと。「いしかり砂丘の風資料館」のサイトをみると、缶詰についてや石狩湾のサケ漁についての展示も行っているようです。また、「石狩紅葉山49号遺跡」の展示コーナーもあるようです。  この遺跡、縄文時代のサケ漁場遺跡として(私の中で)知られています。かなり大規模な遺跡で、漁場や加工場がまとまって出土しています。うーん、北海道に行く機会があれば是非いってみたいものです。

2004 10 08 06:28 AM | 固定リンク | コメント (15) | トラックバック

村上でサケ加工業者組合設立

 サケの加工品で有名な新潟県村上市でサケの加工業者組合が設立されたそうです。

新潟日報 NIIGATA NIPPO NEWS:村上でサケ加工業者組合設立

 記事で知ったのですが、最近は村上ブランドの知名度があがり、模造品や粗悪品が流通するようになったとのこと。以前紹介したように、村上の塩引はかなり手の込んだものですし、最近は旅雑誌などでも村上が紹介されることが多いので、これを機会にぜひブランドとして確立してほしいものです。そうすれば、サケの需要をまた一つ喚起できるような気がしますので。

 そうそう、最近はグーグルニュースを愛用しています。これ写真のサムネイルも載っていて便利ですね。

2004 10 07 09:07 AM | 固定リンク | コメント (57) | トラックバック

秋ザケ情報満載!

 なんどか紹介させていただいておりますが、《《発展的水産市場商人》》のブログサイトでここのところサケ情報が満載です。主に標津のサケを入荷されているようで、身も卵(イクラ)も扱っておられます。

《《発展的水産市場商人》》

 個人的に一番興味が引かれたのは、”標津組合産地加工センター”の記事で、魚卵(イクラ)を中心に標津で加工した物に付けられる商標(?)があるとのこと。確かに紹介されているサケも多くはこの商標が漬けられたものです。
 記憶ですが、標津では手間のかかる山漬けと呼ばれる塩ザケの加工法を導入している業者があるなど、単にサケを獲るだけではなく、それをよりよく加工することに力を入れている印象です。
 仙台でもこうしたサケが流通しているのかな?こんど市場でも観察してみようかな。

 何はともあれ、近海もののシロザケのシーズンも本格化ですね。

2004 09 15 05:29 PM | 固定リンク | コメント (72) | トラックバック

今年の漁況予測

 岩手県水産技術センターより、今年の漁況予測が発表されました。

岩手県水産技術センター
http://www.pref.iwate.jp/~hp5507/gyokyou/gougai-04/Sake-yohou.pdf(pdfファイルです)

 漁獲は「昨年並み」とのことです。ちなみにい来遊時期は11月中旬から下旬とのこと。三陸沿岸はこの時期に遡上もピークを迎えるということですかね。

 昨年まではこうした情報も集めておらず、調査に行くと、あと2週間後だね、とか、もう予定尾数が獲れたので、おわっちゃった、なんてことがありましたが、はたして、岩手県の発表から、どこまで追えるのでしょうか(って、なに言ってるんだ)。

 いや、本当に河川の遡上は川によって大きく異なり、しかも採卵をそのまま行うと帰ってくる時期もほぼその時期に集中する傾向があるため、全体として今が最盛期でもその川ではもう峠が過ぎていた、なんてことはよくあります。逆に熱心な川では、なるべく採卵の数をセーブして、10月から12月ごろまでまんべんなく遡上するように調整しようとしている例もあります。来遊するサケの多くが沿岸で獲られることを考えれば、試験場などの指導と調整で、川毎ではなく、全体としてピークを台形にもっていくようにできるとなお良いのでしょうが、なかなか難しいのでしょうかね。
 ちなみに、早い時期にサケの遡上をさせるには、千歳川産(最盛期が10月ごろ)の受精卵を購入し放流する。逆に遅くまで遡上させるには津軽石川産(最盛期は年末から年頭)を購入するというのが一般的なようです。
 特に津軽石川のサケは江戸時代から遡上時期が遅いことでしられているぐらい特異な群を形成しているようですし、またその体型も体高が非常に高く(ひらべったいといえばよいのでしょうか)、非常に大きいのが特徴です。素人目にも、「あ、これが津軽石のサケだ」とわかるぐらいです。お近くの採捕場に行く機会があり、11月中旬頃に特に巨大なサケがかかっていれば、7年ものか津軽石川のものですので、よろしければ気を付けてみてみてください。

 大分話がそれてしまいましたので、これにて。

2004 08 26 05:27 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

サケバイ

 katoさんのすいさんWatchに水産系アルバイトとしてサケバイというものが紹介されていました。初耳だったのですが、その世界では有名なようで、ネット上でも、バイクツーリングなどをされる方々の掲示板などでちらほらとその名をみることができます。

 で、その元締め?がこちら
シャケバイ募集
標津漁協のサイトもありました。リンク先をみると、「今年の募集は終了」とあるのですが、2003.11.10日付の記事で、来春にはまた募集します、とあります。実際の業務は9月から11月にかけてなので、こちらのサイトをこまめに見ていると2004年の募集があるのかもしれません。ただし、ネット上でいろいろとみると、ネットで予約してという世界ではなく、近辺の宿泊所やキャンプ場などに「サケバイ募集」のちらしが貼ってあり、それをみて、「○○日働かせてください」というと面接になって”採用”、という流れが一般的なようですが。ちなみにこのサイトからサケバイの仕事(イクラ作りなど)の様子をみることができます。

 また、標津でツーリングを趣味にされるかたのコラムにもサケバイの話があります。
5.サケバイの人々
14.鮭の宿
22.最後のサケバイ達
 バイクや自転車などでツーリングをするなかで、秋は標津でサケバイ、ということが一つの合い言葉になっている様子をしることができますし、地元の人の視点から、こうした人たちがどのようにみられているのかをしることができます。
 確かに自分も学生の頃、北海道一周をやってみたいなぁ、と思いましたし、独身の友人は盆休みを利用して今現在北海道をまわっているはずです(←これはあまり関係ないか)。そうした人たちの動きと、初秋(初冬?)の標津の求人がうまくマッチした結果、こうやってシステマチックな募集が行われているようです。また、こうしたバイトがあることによって、この時期をねらって全国から若者が集まってくるという構図が成立しているのかもしれません。人の移動という面でも興味深い現象に思います。

 こうやってネットをいろいろと回るようになって知ったのですが、標津という場所は、本当にサケが地域経済だけではなく、地域の文化(サケを通じて人の交流が図れるというのはまさに文化だと思います)としてもいろいろと形成されている場所のようですね。本州をメインフィールドにしている人間にとっては、なにか想像もできない、すばらしいサケ文化の土地に思えてきました。是非一度その姿を見に行きたいものです。
あっ、あくまでも私にとってですけど。^^;

2004 08 11 04:59 PM | 固定リンク | コメント (62) | トラックバック

最近のサケ関連ニュースより

 最近お気に入り(?)の日刊北海道経済、本日もサケ関連の記事が掲載されているようです。ヘッドラインより


No.025 08月06日 枠を消化したが赤字操業 道東サケ・マスが終漁 紅は昨対4割増の2200トン?

No.026 08月06日 カナダの対日ベニ高騰 高すぎて手を出せず

No.027 08月06日 塩蔵品、ねり製品が減産 醤油漬けサケ・マス卵は伸びる 昨年の水産加工品生産量
 
No.029 08月06日 西カムのカラフトマス漁 筋子生産一週間で100トン 

No.030 08月06日 建マス漁 ややスローペース お盆休み後に期待 


 本日は5本ほど載せられています。全般に明るい記事がすくないようです。ちなみに、最初の道東サケマス漁はロシアを母川とするサケを対象にしたものです。また、以前紹介しましたが、北海道沿岸のカラフトマス漁も見込みより若干少ないようです。
 さて、本格化する秋サケ漁、どんな展開になるのでしょうか。

2004 08 06 09:25 PM | 固定リンク | コメント (122) | トラックバック

ノルウェーサーモンの輸入

fishmlを主催されている琵琶湖オオナマズさんのブログに興味深い記事がありました。

販売現場から、輸入魚・養殖魚を考えてみました。

 こちらによると、オオナマズさんがノルウェーサーモンの導入・販売に関わってられたようです。で、私が興味をもったのはその理由の所、ちょっと引用すると


なぜ、サーモンを導入したのか、現場サイドから言うと、「切り身の端境期に出てきた」と言うことです。
当時、切身魚のサイクルとしては、秋から冬(10月~3月頃)は、ぶり・鱈・さわら・さば・養殖鯛など豊富な魚種があったのですが、4月ころから夏場にかけて売るモノが無かったのです。輸入の「キングフイッシュ(皮むきフィレ)」(キングクリップ)がフライにして美味しかったので、この魚を売っていたぐらいでした。

 これに、脂質の量にともなう嗜好と合致したということもあり、現在の大西洋サケの人気になっているようです。でも当初の理由が「端境期」というのはおもしろいですね。私は最近のこってり味ブームから、味覚として輸入が進んでいたと思いこんでいました。
 で、さらに興味をもったのは、ギンザケを巡る部分で

この頃、三陸などで養殖された銀鮭も出まわっていたのですが、サーモンと比べると「売る」と言う点で弱い部分がありました。ひとつは脂肪の含有量の違い、これはもう、圧倒的にサーモンの勝ちです。もうひとつは、身の色合いです。この頃の銀鮭は、アスタキサンチンを添加して身をオレンジにするといったことはやられていなかったようで、身色がくすんだオレンジ色だったのです。サーモンは、明るいオレンジ。並べて売れば、絶対サーモンが美味しく見え、銀鮭は売れないのでした。

 本サイトでも、宮城の名物として、養殖ギンザケについて紹介しましたし、その時もギンザケの消費拡大を、という記事でした。でも、仕入れる側からみると、こういう問題があったのですね。あとはヘルシーブームでもおこって、脂質の少ない魚がブームになるしかないのですかね(あっ、そうなると鮭よりも白身の魚の人気が上がるだけかな)

2004 08 06 02:01 PM | 固定リンク | コメント (91) | トラックバック

鮭トロ

 発展的水産市場商人さんのブログでサケトロについて紹介されていました。

《《発展的水産市場商人》》:鮭トロ

 原材料の紹介されていますが、さすが業務用というところでしょうか。たぶん国産のサケでは脂肪分が少ないので、トロとしての利用はできないのでしょうから、いろいろと調整する必要があるのでしょうね。

2004 08 05 11:22 AM | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック

水産ニュース3題

本日の日刊北海道経済にサケ関連の記事が掲載されています。ヘッドラインによると
最新ヘッドライン
No.012 08月03日 北米筋子まるで“バナナの叩き売り” メーカー盆前「終息宣言」 生産伸びずじまい
No.013 08月03日 トロールサーモンをもっと日本の食卓に 米ATSPAが普及活動を開始
No.014 08月03日 秋サケ新漁を前に 混獲物の出回り本格化

とのこと。北米ニュースはこれまでも紹介してきたとおりですが、三つ目の記事によれば、今月末からの定置網漁に先立ち、他の目的の網に掛かるサケが既に出回っているとのこと。
 ひとまず情報でした。

2004 08 04 11:21 AM | 固定リンク | コメント (85) | トラックバック

北米紅鮭漁・補遺

日刊北海道経済のヘッドラインに、北米ベニザケ漁についての記事が掲載されていました。

北米ベニ「豊漁」一転伸び悩み

 不漁とともに、現地消費の拡大と、中国向け輸出の拡大により、日本分の割り当てが減ったことも大きい、ということのようです。ヘッドラインということで、後日削除されてしまうかも知れませんが、一応情報まで。

2004 08 02 12:04 PM | 固定リンク | コメント (153) | トラックバック

アラスカブリストル湾の紅ザケ漁ほぼ終了

 みなと新聞によると、本年のブリストル湾の紅ザケ漁はほぼ終了したとのこと。

みなと新聞ダイジェスト2004年7月29日

 なんども期前予測の73%しか漁獲がなかったとのこと。今年のアラスカのサケ漁は厳しい様子ですね。
 しかに、日本ではまだサケ漁が始まっていないのに、北の方ではシーズンが終わりとのこと、サケの世界では日本は南方ということを実感させられます。

2004 07 30 02:53 PM | 固定リンク | コメント (20) | トラックバック

スティ-ブストン物語

 バンクーバーのサケ事情についてはバンクーバーのサケ事情として、既に一部、紹介させていただいていますが、今回紹介するのは、河口部の漁港、スティーブストンの日本人移民をめぐるエッセイです。

スティ-ブストン物語

 文中、一章ぶんが「不思議な魚 サケ」として、フレーザー川河口部のサケ漁、特に日本人移民が開発していった加工をめぐる話がまとめられています。長文で、読み応えがありますが、非常に興味深い情報がいくつもあります。
 ちょっと抜粋して紹介しますと


宮城県からも及川甚三郎が率いる一団、82名が密航を企て、船をチャーターして50日かけて太平洋を渡り、入国に成功しています。
 甚三郎は、宮城県で最初という製糸工場を作った男でしたが、進取の気性に富み、たまたまカナダから帰ってきた近在の男から、スティーブストンのサケ漁の話を聞いて、1896年に単身でスティーブストンに行き、3年間漁師として苦労した結果、家族を呼び寄せて、次第に事業を拡大していきます。
 フレーザー河に浮かぶ「ドン島」を買い取り、そこに魚の加工工場を建てたりして、その島はやがて「及川島」と呼ばれるようになりました。しかしこの成功に留まらないのが甚三郎の並外れたところでした。

 このスティーブストンの町の日本人入植に際し、宮城県の人も大きく関わっていることを知りました。この及川島、是非足を運んでみたいものです。
 また、サケについても、

 フレーザー河のサケは5種類ですが、最も珍重されるものは「サッカイ」(sockeye)で、ベニザケと呼ばれています。「チャム」(chum)は白人の漁師からは「ドッグ・サーモン」と言われて、犬しか食わぬものとして評価されなかったのですが、日本の漁師が半干しで塩蔵したものを日本人相手に売り出してからは、人気が出てきました。「ピンク」(pink)も、色が薄くて身が軟らかいので缶詰には不向きとされていましたが、サッカイが不漁の年などから次第に缶詰用に使われています。

とあって、敬遠されてきたシロザケが日本風の加工で人気が出てきた、というところ、

 日本人が好むサケの卵巣(イクラや筋子になります)は、当時はすべて捨てられていました。日本人はこれを回収し、塩蔵にして日本に送り、大いにもうけたそうです。卵巣が立派な商品になったのは、日本人の業績のひとつです。

イクラ製造の開始で日本人が頭角を現してきたというところ、などが、情報としてはおもしろかったところです。このほか、漁法についてや、サケの生態等々、もちろんそれが主題ではないのですが、非常に多くの情報が掲載されています。
 水産物が世界に広がる中で、各地の食文化によりトロは捨てられるとか、イクラは食べないとか、と魚の部位毎の経済的な価値が大きく異なります。スティーブストンで日本人移民があるていど成功した背景は、こうした加工品等が世界市場とかかわりあう過程があることを知ることができます。
 こういう漁港ってアメリカからカナダに掛けてけっっこうあるのでしょうか。サケと日本人、というのは私の興味の中心ですが、どうも現在のサケの文化を考える上では、日本に限定した見方だけではだめそうですね。漁獲量・流通量をみても日本は非常に多いのでしょうが、単に国内市場の開発だけではなく、生産市場?の開発への関わりについても考えてみたくなりました。
 是非、ご一読を。

2004 07 28 04:48 PM | 固定リンク | コメント (136) | トラックバック

カナダ側ベニザケ漁開始

 昨日も紹介したみなと新聞にカナダ側ベニザケ漁開始との記事が掲載されていました。
みなと新聞ダイジェスト2004年7月28日

 カナダ西部を流れ、バンクーバーに注ぐフレーザー川のカナダ側の漁が開始されるとのニュースです。フレーザー川のベニザケについては、生きもの地球紀行 北米編で取り上げられており、その遡上の様子をみることができます。すごいです。
 この記事によると、カナダ側のサケ漁については太平洋サケ委員会フレーザー河小委員会なる組織が管理していることがわかります。一応ネットで調べてみたのですが、太平洋サケ委員会そのものの(すくなくとも)日本語の)サイトはないようで、断片の情報としては、日加米による委員会であるということがわかりました。「みなと新聞」の以前の記事には「加フ河ベニ来遊予想492万尾」というものがありますから、資源管理などもして、漁獲量を決めている委員会と思われます。
 どんな漁法で、どの程度とっているのでしょうか。情報がみつかりましたら改めて投稿したいと思います。

2004 07 28 03:40 PM | 固定リンク | コメント (103) | トラックバック

北米イクラ減産必至

 日刊北海道経済最新ヘッドラインによると、


北米新物イクラ減産必至 パッカー打診高値に 内販25に強い抵抗
【東京支局発】北米イクラは現地のチャム漁が不振を伝え、生産面で2年連続の減産が予想される一方、価格もシーズン前の安値期待から徐々に現実路線に沿って引き上げられつつあるようだ。

だそうです。
 北米のイクラ関連では、今月初め頃に
salmoの情報館: アラスカ紅ザケ豊漁
salmoの情報館: アラスカ新物いくら
と紹介してきましたが、若干風向きが変わってきたようですね。
あ、ベニザケとチャム(シロザケ)の違いというのもあるのかな。水産の世界は、見込みとの違いが突然現れるようで、大変な業界のようですね。

2004 07 28 09:54 AM | 固定リンク | コメント (75) | トラックバック

ニジマスにウナギを生ませる?

 ニュースを見ていたら、こんなニュースがありました。でどころはこちら
FISニュース

 抜粋すると


この研究は、水産物の生産性と安全性を高めることを目的として行われるもので、このうちの一つに借腹養殖技術研究というものがある。具体的には、ウナギのオス、メスからそれぞれ生殖幹細胞をニジマスの稚魚に移植し、その成長したニジマスがウナギを生むということを実現させる。

ということです。これまで書いてきたように、私自身はこの方面の文章を読んでも「ふーん」という程度の理解しかできないのですが、理論的にはこれで生まれるのですかね。ウナギ稚魚資源という面では有望な計画なのでしょうか。わかるんだけど、わかっていいのか。なにか不思議な気分にさせられる研究です。
 ちなみに、この計画は21世紀COEプログラムに採択された北海道大学のプロジェクトだそうです。
 北海道大学水産学部のサイトに「21世紀COEプログラムに採択(平成16年度)」とあります。具体的な内容についてはこちらよりPDFのダウンロードができます。
 ということで、ひとまずサケ関連の紹介まで。

2004 07 27 09:28 AM | 固定リンク | コメント (58) | トラックバック

沿岸アキサケ漁の季節へ

 そろそろ秋が近づいてきました。>って、まだ暑いのですが。
 ということで、水産系の新聞をみるとそろそろ秋ザケ漁に関するニュースがちらほら見えてきています。
 本日はみなと新聞より紹介です。
7月23日付けで
◆道秋サケ漁獲基準量が了承
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/digest/2004/jul/m040723.html#3

沿岸定置網漁に関して、「従来の「許容漁獲量」に代えて「漁業基準量」設定を柱とする「秋さけ資源適正利用の実施方針」を了承した。」とのこと。

また、7月26日付けで
◆今年も定塩秋サケ伸長へ
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/digest/2004/jul/m040726.html#1

とあり、「今年は秋サケを原料にした定塩フィレーの生産が伸びそうだ。」とのこと。

 この手のニュースはなるべく集めていきたいと思いますが、はたして秋になるとどの程度出てくるのでしょうか。このサイトを始めて初めての秋、ちょっとドキドキ(笑)ですかね。

2004 07 27 09:21 AM | 固定リンク | コメント (79) | トラックバック

有機サーモン

いつもお世話になっている、katoさんのすいさんWatchに

すいさんWatch:有機サーモン

 こんな記事がありました。元記事はこちらです。
 いわゆる”有機野菜”同様、ある一定基準のもとで養殖されたサケに対して、有機サーモンブランドとして売ってもよいよ、ということで、今回米国の基準を満たしたものが販売されるということのようです。

 で、もう少ししらべてみると、先の記事で紹介したデータベースの2000年10月


Salmon is the French consumersエ favourite and most highly purchased finfish species. The development of organic standards for fish may make United Kingdom and Ireland the big winners. The losers could be Norway, the US and other suppliers of salmon species to the French market

 とありました。英語は苦手なのですが、ようするにヨーロッパで有機魚生産が盛んであり、特にフランス市場向けに有機サーモンの生産が軌道にのった。ということのようです。結構以前からマーケットには出回っているのですね。

 さらに、日本ではどうか、といえば、
へんなもの
有機サーモン

という記事(コラム)がありました。メインページはこちらです。世の中の変なものをあつめているコラムの中に有機サーモンがありました。おもしろかったのは


外圧に弱い日本のこととて、“有機いわし”、“有機たこ”、“有機いなご”、“有機はちのこ”、等々出てくる日もそう遠くないかも?

というところでしょうか。まぁ、この点はおいておいて、日本では既に販売されているようです。どんなものかといえば農水省の”消費者の部屋相談月報”平成10年1月分に

Q36 「有機サーモン」という表示のものがあるが、何か定義はあるのか。
A;農林水産省の表示ガイドラインは、「有機農産物及び特別栽培農産物に係る表示ガ
  イドライン」であり、あくまでも「農産物」を対象としています。

というものがあり、結構以前から流通していたことが知られるとともに、日本ではいわゆる有機野菜と同じガイドラインで名称が使われるということがわかります。

 ということで、今回のニュースの目玉はやはりアメリカで有機魚の認定を受けた、ということのようです。
 とはいえ、日本ではかなり以前から出回っていたように、基準が世界でいろいろあると、”organic salmon”という名称で世界中に流通する商品が混乱し、かえって消費者に訴えるものが弱くなるような気がします。katoさんのサイトのコメントにありましたが、果たして成功するのでしょうか。

2004 07 22 01:04 PM | 固定リンク | コメント (71) | トラックバック

本年度サケマス民間交渉のまとめ

 これまで、本サイトでも何回か紹介してきた、サケマス民間交渉(例えばこちらですが、
水産経済新聞7月5日づけで、まとめの記事が掲載されていました。

海外漁業情報[730] ロシア水域におけるサケ・マス民間交渉について【平成16年7月5日】

 簡潔に交渉の経過がまとめられています。ご興味のあるかた、ご参照ください。

2004 07 22 01:01 PM | 固定リンク | コメント (72) | トラックバック

北太平洋サケマス資源データベース

このようなサイトがありました。
データベース
 北太平洋のサケマス資源に関わるニュースデータベースです。すごいのは日本語だけではなく、英語、ロシア語のニュースも対象にしているところです。ただ、残念ながら2000年に数ヶ月試行?しただけで、更新が止まっていることです。このデータベースが現在も動いていたら、私のサイトは本日で閉鎖、というところでしょうか。
 ちなみに、親サイトは、多言語情報クリアリングハウス
さんで、


アジア太平洋地域、特に沿岸地帯の資源とエコシステムの関係に注目しながら、急速に進み続ける開発に伴う変化から利益を受ける人達と、開発の引き金となった市場経済の諸力の犠牲となった人々との間に、国境を越えた率直な意見と情報の交換の場を提供してゆきます

だそうです。サケマスについても、上記データベース以外にもいろいろと情報があるようです。

2004 07 22 12:28 PM | 固定リンク | コメント (358) | トラックバック

大船渡のカラフトマス漁

記事そのものは旧聞で、昨年5月の大船渡地方振興局水産部の「水産情報」です。

カラフトマス大漁  大船渡

 注目したのは、4月ごろから大船渡(岩手県の三陸南部になります)の定置網にカラフトマスがけっこう入るというところです。カラフトマスの遡上は先日紹介した安家川のように三陸北部までが主要な遡上域で、これより南部は遡上がみられるといってもはぐれたもの、ぐらいに思っていましたが、春先に回遊の関係でしょうか、けっこう網にはいるのですね。

 で、もっと興味をもったのはこの部分で


地元での呼称
カラフトマスをサクラマスと呼ぶ。
サクラマスをママスと呼ぶ。

 だそうです。実は宮城県本吉町でも同じ話を聞いていて、サクラマスがたまにのぼる、ということから「えっ?けっこう上るんじゃないの?」、なんか話がかみ合わないな、と思ってよくよく聞いてみたら、カラフトマスをサクラマスと言うとのこと。その時以来気になっていたのですが、大船渡でもそうということで、広がりのある呼び名のようですね。
 実際、日本ではシロザケが鮭、サクラマスが鱒の2種しかいなかった(知られていなかった)ので、ちょっと変な鮭や鱒に対して○○マスという呼称がつけられ、その後、生物学的な情報が増すにつれ、種の名称としてカタカナで表記される、サケやサクラマス、カラフトマス、ベニマスなどが生まれてきたのですから、サクラマスがマス(ママス=真鱒)であり、その他のサケ属魚類に対して、別の名前がつけられるのは当然なのかもしれません。本吉の話を聞いて以来、サクラマスやカラフトマスの在地の名称についてはちょっと気にしていたので、この記事をよみ、膝を叩いてしまいました。
 カラフトマスそのものは、南は茨城で獲れたという報告があるようですし、福島県浜通りまでは年間数匹程度ですが遡上がみられるようです。たぶん不思議な”マス”として、各地で地方名があるような気がしています。調査の折などに話が聞ければ、このサイトでも紹介していきたいと思います。

2004 07 20 09:18 AM | 固定リンク | コメント (95) | トラックバック

ベーリング海でさけ・ます類資源調査

終わってしまった調査に関するニュースですが、

EICネット[国内ニュース - ベーリング海で2004年さけ・ます類資源調査開始]

 ということで、6月17日から7月16日まで


 これまでの調査研究で、夏季ベーリング海でのさけ・ます類の生物学特性や資源状態が明らかになってきているが、さけ・ます類の持続可能な管理のためにはさらに、(1)海洋環境の変化がさけ・ます類の生活史や資源変動に与える影響、(2)さけ・ます類を中心とした北太平洋の環境収容力、(3)各系群の相互作用・競合関係が資源変動に与える影響--といった要素を解明する必要がある。
 今回の調査では、(一)ベーリング海の海洋物理環境と海洋生態系の構造・現存量の変化、(二)環境収容力概算のための餌生物量のデータ蓄積、(三)日本系サケと他のサケ系群、他のさけ・ます類の分布量、競争関係、(四)流網と表層トロール網による漁獲効率の比較--に関する調査を行う。

 という調査が行われたそうです。おいおい結果がでることと思いますが、ひとまず報告まで。
 なお、調査等については、水産庁のプレスリリースに詳しく載せられています。また、こちらには、過去の調査の慨報も掲載されています。まとめの部分を載せると

ベーリング海に最も多く分布しているさけ・ます類はサケ(シロザケ)であり、遺伝的系群識別の結果、日本系サケが広く分布し他系群の分布と重なっている可能性が示された。

だそうです。ということで、記事を総合すると、ようするに、

 この調査は、「日本が人工孵化放流事業を強力に押し進めた結果、従来日本産サケが回遊する地域を越えて、他国のサケをも圧迫するほどになっている。」と、他国(といってもロシア、アメリカ、カナダですが)からクレームがでているが、日本としてはそうではなく、環境の変化のためにそうなっている、ということを明らかにしたい。

 ということでしょうか。(いつもながら、間違いに気づかれた方、つっこんでやってください)

2004 07 17 03:41 PM | 固定リンク | コメント (73) | トラックバック

サクラマスのいろいろ

 サクラマスの増殖に関わっておられる方のサイトです。クチグロマスを調べていて出会いました。

サクラマスのいろいろ

 サクラマスに関する生態からグッズまでありとあらゆる情報が集められています。すばらしいです。
 ちなみにクチグロマスについては、
地方名として「くちぐろ(晩秋に南下回遊する未成魚,北海道)」と説明されています。ケイジのサクラマス版というところでしょうか。

 自分もこんなサイトを目指したいのですがブログではなかなか厳しいのが現状。とはいえ、情報量だけでもがんばりたいものです。

2004 07 15 09:40 AM | 固定リンク | コメント (59) | トラックバック

マス定置網漁始まる

オホーツク海沿岸でカラフトマスの定置網漁がはじまったとのこと。

オホーツク海沿岸の鱒(マス)定置網漁始まる

 オホーツク沿岸では、7月から9月が定置網漁の時期だそうです。そういえば、岩手県沿岸(安家川が有名です)に遡上するカラフトマスもシロザケよりも少し早く、8月ぐらいが最盛期という話ですから、オホーツクあたりでは現在がちょうど漁期になるのですね。
 サイトには、料理法なども記されています。「生ハム風デイルサーモン」というのがおいしそうですが、どんな料理なんでしょう。
 このサイト、沿岸漁業から内水面まで多様な情報があげられていますが、漁協関連のサイトなのでしょうか。見る限りはっきりしませんでした。ただ、多様な情報がありますので、サイト内の他の情報もどうぞ。

 ところで、文中、カラフトマスの説明として「初冬のクチグロマスなどとは違う種」とありますが、クチグロマスって?どなたかご存じの方おいででしょうか。

◆ちょっとしらべたらクチグロマス、ありました
http://www.stv.ne.jp/tv/dosanko/kinyou/031205/main.html
 どうも、サクラマスのことのようです。冬場に獲れるものを指すようです。
取り急ぎ補足まで

2004 07 15 06:40 AM | 固定リンク | コメント (78) | トラックバック

鮭節

 以前、サケの魚醤を用いた鮭昆布しょうゆについて紹介しましたが、鮭節もあるそうです。旧聞ですが、

ブナ鮭を利用したカツオ節様加工食品の開発

概要は次の通りです。


■概要
 鮭の加工による高付加価値化を目的に、商品価値の低いブナ鮭(産卵後の鮭)を原料としたカツオ節様加工食品「サケ節」を開発しました。
 酵素技術を用いて食味の向上を図り、グルタミン酸によるうま味を引き出した点が特徴です。
○平成8年4月9日 特許出願
 発明の名称  サケ科魚類の焙乾品製造方法
 出願番号   平8-134494
○平成10年4月
 帯広市の珍味製造企業より「鮭節」が製品化
各社にてめんつゆ、ラーメンスープ等の原材料に用いられる
○平成11年4月
 帯広市の醤油製造企業より「鮭節だし醤油」が製品化
同社製品「だし醤油21」「自然流つゆ」にも鮭節が原材料として使用されています

 この商品の売りはブナザケを利用していることでしょうか。河川に遡上後のブナザケ、特にオスは商品価値がほとんどなく、主に飼料用として卸していることが多く、またその販路を持たないために、廃棄することも多々あります(川に穴をほって廃棄して警察沙汰、というニュースを目にしたこともあります)。
 ただし、脂質が少ないことから、保存に適しているという面があり、いわゆる塩鮭にはブナザケが一番適当とされています。調査をしていても
「少し真水を飲んだくらいのサケが一番おいしいんだ」
という話をよく耳にしますし、シオビキと呼ぶ新潟県村上市の干鮭などは、川の鮭でないとだめだ、とまでいっています。ですので、鮭節にすることで、グルタミン酸を利用して旨みを引き出す、ということは古来からの知恵でもあるようです。

 で、この商品、まだ売っているのでしょうか。サイトの写真を見ると北海道限定のようですし、北海道に行く機会が有れば、以前の鮭しょうゆとともに、入手したいものです。

2004 07 08 07:10 PM | 固定リンク | コメント (74) | トラックバック

アラスカ紅ザケ豊漁

 昨日のエントリーで、アラスカ産紅ザケ漁が最盛期、と書きました。
 今年のアラスカブリストル湾の紅ザケ漁は豊漁というニュースがありましたので併せて紹介します。
ブリストル湾紅サケ 豊漁が弾み
 値段は昨年並みという予想だそうですが、今年は空輸などで生のままの販売に力をいれるとのこと。スーパーなどで要注意(って何に?)ですね。
 以上、紹介まで。

2004 07 03 03:58 PM | 固定リンク | コメント (82) | トラックバック

アラスカ新物いくら

《《発展的水産市場商人》》:アラスカ新物いくら
 発展的水産市場商人のサイトより。アラスカより空輸新物のイクラが入荷したそうです。なんでも、そろそろアラスカのサケ漁が本番になるとか。
 そう、サケって日本では秋のイメージですが、サクラマスもそうですが、産卵場所や水温によって6月ごろからサケが上りはじめる場所って多いのですよね。結構夏から初秋にかけての魚というイメージでしょうか。>かの地の人たちにとっては。
 ということで、7月からはアラスカがサケのキーワードになりそうです。
 ひとまず紹介でした。

2004 07 02 01:43 PM | 固定リンク | コメント (81) | トラックバック

サケのかまぼこ

 ネットを見ていたら、サケのかまぼこ、という記事がありました。気付いたのはこちら、
秋の味覚「鮭」
北海道在住のtantanさんのサイトより、北海道のサケを中心に現状についてよくまとめられています。
 で、ぐぐってみると、中央水産研究所のこちら


さけの冷凍すり身
 肉のミンチを大きなポリ容器にいれ,3倍量の0.1%重合リン酸塩/0.1%重曹液(pH7)で攪拌して洗います。す り身の品質,すなわちかまぼこのゲル化の作用は,筋収縮を調節する筋原繊維タンパク質の質で決まります。この 筋原繊維の変性をできるだけ抑えて,回収するのがすり身の製造の技術です。筋原繊維は水に溶けにくいので,中 性の薄い塩溶液で洗うことで,筋原繊維が膨潤します。また,水晒しの工程で,生臭い成分やタンパク分解酵素, 脂肪分なども取り除く意味があります。そのあと,洗った肉を布袋に入れて脱水します。さらに,冷凍すり身を作 るためには,冷凍中のタンパク質の変性を抑制する作用をもつソルビトール(甘みが弱い糖),砂糖,重合リン酸 塩などを添加したのち,コンタクトフリーザーで-50℃まで一気に冷却し,凍結します。
 このすり身を使って竹輪を試作しました。すり身に食塩3%とグルタミン酸塩0.5%を添加し,擂かいする(すりつ ぶす)と,食塩の作用で筋原繊維タンパク質が溶解し,肉糊になります。今回原料に用いた産卵期のサケは筋肉に 強いタンパク分解活性があります。この酵素を阻害するため,酵素インヒビターの作用をもつ卵白の粉末を擂かい 時に1%添加しました。
これを棒に巻き付け,加熱するとゲル化し,かまぼこの弾力が得られます。秋サケのすり 身からは美しいピンク色のかまぼこゲルができました。

 水産研究所だけあって硬い表現なのですが、要するに普通のすり身の作り方では難しいので冷凍させることで可能になる、ということでしょうか。この文章からはなぜ冷凍するのかよくわかりませんが。

で、商品はと思いさらに調べると小樽のかま栄さんのサイトに


 「小樽のお土産といえば、かま栄のこれだよね、というもの、つまり小樽土産の決定版といえる商品を開発したいんです。今はサケのかまぼこを作ろうと研究していますが、これがなかなか難しくて苦労しているところです」

 とあるので、なかなか難しいようですね。どなたか成功してこんな商品があるよ、という情報をお持ちの方がいらっしゃれば御一報を<(_ _)>。

2004 07 02 11:29 AM | 固定リンク | コメント (84) | トラックバック

海峡サーモン祭り

 以前紹介した、青森県大畑町の”海峡サーモン”の続報で、一昨日海峡サーモン祭りが開催されたというニュースです。


“大物”海峡サーモンに歓声 青森・大畑で祭り
 「大畑海峡サーモン祭り」が27日、青森県大畑町の魚市場であり、特産の海峡サーモンを求める人でにぎわった。
 一本釣りや、たもすくい、即売会などが行われた。全長12メートルのコースで競うサーモンレースには大勢の観客が集まり、サーモンを必死に追う参加者に大きな声援が送られた。
 海峡サーモンは大畑沖の津軽海峡のいけすで育てたニジマスの商品名。1989年から養殖に取り組んでいる。鮮やかなピンク色の身と程良い脂の乗りが特徴。祭りは町と漁協、商工会が主体となって毎年開いている。
2004年06月28日月曜日 河北新報(http://www.kahoku.co.jp/news/2004/06/20040629t25002.htm)
(註:河北新報ですので、直接リンク先を閲覧するには無料会員登録が必要です)

 海峡サーモンの写真等をみると、パーマークも消えて、正しい海産サケという感じです。確かニジマスの降海型ってスティールヘッドだったはずなので、この場合どうなんでしょうか。大きさは50cmほどなので、スティールヘッド(1.5m)に比べると小さい気もしますが。先に紹介した信州サーモンもニジマスとブラウントラウトの混血で、近いといえば近いのですがあちらは内水面での養殖用ということで、見た目も大分異なります。ギンザケなどの養殖は知られていますが、ニジマスの海中飼育はあまり類例も聞いたことがありませんし、うまく特産品として流通するとよいのかな。
 で、肝心の海峡サーモン祭りですが、サーモンレースが一番気になりました。各地でつかみ取りなどは行っていますが、これは結構見物としておもしろいような気がしますが。

2004 06 29 11:55 AM | 固定リンク | コメント (75) | トラックバック

北洋サケマス漁水揚げ開始

 なんどか紹介してきた今シーズン、ロシア200カイリサケ・マス漁の水揚げがはじまったようです。Creatures Filesさんの紹介からたどりました。


おまたせ北洋の味 200カイリ内サケ・マス初水揚げ

北洋小型サケ・マス初水揚げ 久々の原魚に加工会社活気 根室

 特に後段の「久々の原魚に加工会社活気」というところが、水産加工業の方々にとってシーズンが始まったことを示し、興味を持ちました。
 また、全段の記事には、漁獲のほとんどがシロザケでよかったとあります。今シーズンのサケ・マス漁はカラフトマスやベニザケなどのどれか1種でも契約漁獲高をオーバーするとその時点で漁が中止になるというものだったので、今年ならではコメントだと思います。喜ばしい記事の中にも現場の人たちの苦労を垣間見ることができる記事でした。

2004 06 25 04:40 PM | 固定リンク | コメント (85) | トラックバック

ギンザケ養殖事始め

宮城県漁連のサイトにありました。
災い転じてギンザケと成す

 ギンザケ養殖は、チリ地震津波による被害で宮城県志津川町の主要産物であるタコが壊滅したため、それに替わる「特産物」として導入されたそうです。
 まさに「へぇ~」という感じでしょうか。チリ地震が昭和35年ですから、昭和40年以前には始まっていたのですかね。

2004 06 23 10:22 AM | 固定リンク | コメント (60) | トラックバック

越中衆と北洋漁業

漁業実習船で働いている先生のサイトです。
海からのMESSAGE
 全国、全世界の海を歩いておられる方のようで、非常に多面的に海をテーマにエッセイをお書きになっています。どれもおもしろいのですが、ここでは、越中衆をテーマにした部分を中心に紹介させていただきます。
 以前にも越中衆が北洋サケ・マス漁をリードしてきたという記事を紹介しましたが。
salmoの情報館: 北洋漁業の流し網
 この記事では、


「どんなにがんばっても越中衆にはかなわん!」
「越中衆は寝なくてもいいのか?」
私が富山県出身だというと、船員たちは尊敬?をこめて話題にした。
福島県いわき市に居を構えた当時、当地のサケ・マス漁船の船頭の言葉だ。
小名浜・江名・中之作漁港は東北有数のサケ・マス漁業の基地だった。

と説明をして、越中衆が北洋漁業において中心となっていった過程が説明されています。
 鰹漁の紀州衆が江戸時代、先進的な漁法や加工法であるカツオブシの製作法を東北地方に伝えたように、漁業の発展は、ある特定の漁師が技術を編み出し、それをもとに先進的な漁業地域として他に先駆けて利益を得る、ということが一般的なようです。

 そして、そうした地域出身の人たちが「尊敬?」の対象になるということも、非常におもしろいです。気仙沼出身の友人は、土佐にいっても、気仙沼には世話になったといって、非常に好意的に接してもらった、ということを話していました。別に漁師であるのではなく、自分の出身地が重要になるというところに、まさに県も国もない漁師たちの感覚を垣間みるような気がします。

2004 06 21 10:14 AM | 固定リンク | コメント (80) | トラックバック

プロテオグリカン

文-体・読本: プロテオグリカン
身体感覚とBODY-IQアップのためのブログである”文-体・読本”さんの記事です。

サケの軟骨成分の一つ、プロテオグリカンの抽出に成功したとの記事です。
えーっと、正直よくわからないのですが、今までは牛の喉の軟骨を使っていたものをサケ頭部より抽出できるようになり、安価で入手、精製が楽、とのことだそうす。
サケネタと言うことで、紹介まで。

2004 06 14 02:10 PM | 固定リンク | コメント (75) | トラックバック

アラスカでサケ供養

 旧聞ですが、毎日新聞新潟版の記事より(yahooニュースよりたどりましたが、リンクは切れていました。)2004年5月26日付け記事です。アラスカ、ユーコン川にサケ供養の地蔵堂をつくり、毎年供養しているとのこと。


「お世話になっているサケを現地で供養」--加島さんが来月、アラスカへ /新潟
 サケ茶漬けやサケの粕漬けで知られる新潟市東堀前通八番町の食品会社「加島屋」の社長、加島長作さん(69)が来月、輸入しているサケの漁場である米アラスカ州のユーコン川を訪れ、サケの供養をする。【渡辺暢】
 ◇30年前から食品加工業、加島さん
 加島屋は、サケ茶漬け用のキングサーモンをアラスカ州エモナックの水産会社から年間100トン以上仕入れている。
 サケ供養は、30年前に加島さんが始めた。ユーコン川のそばにある水産会社のサケ解体工場の近くに、ポケットマネーで地蔵堂を建立。毎年、社長自身が石の地蔵を置き、自ら経をあげてきた。今年も社員や現地の関係者らが出席し、来月20日ごろのサケ漁解禁に併せて、供養する。
 加島さんは70年代から毎年、品質管理のため現地に足を運び、漁の現場をみてきた。30年ほど前、アラスカの漁師たちは、水揚げしたサケをこん棒で殴り、殺していた。暴れるままにしておくとサケ同士でぶつかり合い、身が傷んでしまうためだ。「間接的にではあれ、自分も殺生してるんだなあと実感した」と加島さんは言う。
 そこで供養を思い立ち、毎年アラスカを訪れる際に続けてきた。漁法は変化し、今はこん棒は使われなくなったが、サケを殺して商売していることは変わらない。「地元の漁師も私たちも、サケに支えられている。ありがたいことと思いつつ、毎年、手を合わせています」と加島さんは話す。(毎日新聞)

 ちなみに加島屋さんはこちらで、サケの加工品の世界では有名なお店です。私も本店に行っていろいろと買いあさったことがあります。
 サケ漁解禁に合わせて供養ということですから、以前触れた初鮭儀礼になるのでしょうか(笑)。そのへんはおいておいて、おもしろかったのは、サケをこん棒で叩く姿を見て、供養を思い立ったということです。サケを棍棒でたたいて殺す方法は、アメリカインディアンから本州日本まで各地で見られ、その棒に日本では「エビス棒」、アイヌだと「イサパキクニ」という具合に特別な名前を付けていることです(現在では「棒」としかいわないことが多いですが)。やはり直接殺すという行為は、なにかすまないという気分にさせるからでしょうか。また、アメリカでも単なる棒ではなく、彫刻が施され、特別な棒として位置づけられています。こうしたこともあり、サケの文化誌研究においては、この棒は一つの研究対象に位置づけられています。
 以前、取材でいったある川では、いろいろと撮影をしていたのですが、叩いているところは撮らないでくれ、といわれたことがありました。各地、どの川でも叩いているところを見ていますので、私はそれが当然だと思ったので、その漁師さんの反応にちょっと意外な感じを覚えました。まあ、まったく初めて見る人がその姿をみれば、「あぁかわいそうに」という感想を得るのでしょうから、写真として残すのに抵抗があるという気持ちも分からないのではないですが。
 各地にサケの供養碑などもありますが、こうした直接殺す感覚が、そうした碑をつくる理由にあるのかもしれません。

2004 06 12 01:20 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

サケマス交渉妥結!

サケ・マス入漁料、引き上げで妥結
昨日、もしかしたら今シーズンの出漁もないかも、という状況らしいので、現状の記事を書いたら、もう妥結だそうえす、というか私がしこしこと記事を書いているときには妥結していのですね。

 モスクワで続いていたロシア200カイリ内のサケ・マス漁に関する日露民間交渉は10日、ロシア側が一方的に要求していた入漁料の引き上げを日本側が受け入れ、1キロ当たり292円51銭とすることで妥結した。今年の同サケ・マス漁船は平年より約1カ月遅れとなる来週前半にも出漁できることになった。 毎日新聞 2004年6月10日 23時04分
 で、ここでわかることは、サケ1匹の重さが4kgとだとすると、1000円以上の額をロシアに支払っているということですかね。そうやって考えると漁に出ても赤字だ、という状況も理解できます。なかなか厳しいですね。

2004 06 11 10:55 AM | 固定リンク | コメント (17) | トラックバック

今シーズンの北洋サケマス漁(6月10日現在)

以前の記事で今シーズンの北洋サケマス漁の交渉が難航していると書きました。その後katoさまから、ひとまず妥結したという情報を頂きました(本当にいつも情報ありがとうございます)。


日ロサケ・マス民間交渉が妥結
ロシア200カイリ内サケ・マス操業条件を決める日ロ民間交渉が妥結した。総漁獲枠が増え、入漁料も安くなったが、昨年までベニだけだった魚種別割当が5魚種の船別割当になり、1魚種でも枠を満たした段階で操業を打ち切る厳しい操業条件が加わった。
(みなと新聞6月1日)
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/digest/2004/jun/m040601.html#1

ということで、記事を書いたのが妥結後だったこともあり、恥じ入っていたのですが、その後もなにやら怪しい雲行きのようです。
 まず最初に見た記事がこれ。

北洋サケ・マス漁へ出港
 ロシア200カイリ内のベーリング海域で北洋サケ・マス漁を行う小名浜漁協所属の中型流し網船「第15大定丸」(135トン、鈴木安敏船長ら16人乗り組み)は5日、集結地の北海道釧路港に向けて大漁旗をはためかせながら出港した。大勢の家族や関係者が色とりどりの紙テープを持って出港を見送った。
 今年県内からは同船のほか、いわき市漁協四倉支所所属の中型流し網船「第15観音丸」が出漁する。このうち「第15大定丸」は基地となる釧路港で出漁準備を行いながら、交渉締結を待つ。 日ロ政府間漁業交渉で漁獲割り当ては、昨年に引き続き1万1000トンと決定しているものの、現在、入漁料引き上げをめぐり民間交渉が難航しており、操業解禁日も決定していない厳しい情勢となっている。
 同船を見送った関係者は「北洋サケ・マスには思い入れがあり、やめるわけにはいかない。早期に交渉が妥結されるのを祈りたい」と語った。
 国内の北洋サケ・マス船は今年、小型26隻(前年より10隻増)、中型24隻(前年より5隻増)が操業を予定しており、それぞれ北海道の基地港で待機し、操業開始日が決定次第、根室市の花咲漁港から一斉出漁する。
(いわき民報6月7日)
http://www.iwaki-minpo.co.jp/scripts/news.pl?date=2004-6-7

 ああ、出港したんだ思って記事をみると、操業解禁日が決定していないとあり、「あれ??」。
 そこで、もう少しネットを探すと、

北洋サケ・マス交渉、暗礁に乗り上げ
 北洋サケ・マス漁の操業条件を決める「日ロ民間交渉」が、契約締結の局面で暗礁に乗り上げている。先月28日に議定書に調印したが、窓口のロシア国営企業側は3日に突如、昨年より1銭高の入漁料契約を提示。「契約締結は議定書にしばられない」と強硬姿勢に出た。根釧のサケ・マス船主は「これでは振り出しに戻ったと同じ」と気をもんでいる。地元では、出漁は早くても来週か―。「全船休漁」の最悪のシナリオもあり得る―などの声が出始めている。
(釧路新聞6月7日)
http://www.news-kushiro.jp/04/kn04_0607.html

 とありました。なんと契約ができない状況のようです。まあ、ロシアとの漁業交渉に関する記事をあさると、「交渉が遅れている」「漁業関係者に打撃」という単語が毎年のようにみえますので、これが日常茶飯事なのかもしれませんが。
 ただ、いろいろ探しても、どのような「妥結」がなったのか、「昨年より1銭高」の単位はなにか、など細かい内容をネット上で見つけることができませんでした。というよりも、現在の交渉の構造がよくわからないのですね。これは図書館にでも行って調べるしかないのかな。この点、どなたかご存じの方がおられましたら、コメントかメールでお教えいただけると幸いです。
 ということで、ひとまず現状についての続編でした。結果が分かり次第またエントリーしたいとおもいます。

2004 06 10 11:32 AM | 固定リンク | コメント (91) | トラックバック

トキシラズについて補遺

えっと、トキシラズがらみで、ぐぐる(っていうんですね。最近知りました)と結構でてきますので、リストまで。

産地にご注意!まさにベツモノのトキシラズ・<時鮭>時知らず鮭
知床の水産加工業様のサイトから、今年は来遊が早いとのこと。

海産物 トキシラス
こちらは札幌市の公式サイトから、旬の食べ物として紹介されています。おいしい鮭の選び方のビデオ映像がアップされています。鱗が落ちたようなサケのほうがおいしいそうです。

春の極上サケ、「トキシラズ」を太平洋に追う!
北海道ローカルのテレビ局STVで放映された企画です。漁師さんのコメントがあります。

最後にサケ専門博物館、千歳サケのふるさと館より
トキシラズとブナケ
写真で違いがわかります。

まだまだあるのですが、ひとまずこの程度で、
何はともあれ、おいしい、というコメントがネット上にあふれています。あと、今年は八戸でトキシラズが豊漁、という記事がありました(リンクが切れているので、ぐーぐる上からになります。)

2004 06 06 08:46 PM | 固定リンク | コメント (63) | トラックバック

トキサケ

北洋サケマス漁が本番という記事を書きましたが、そういえば、トキザケ(トキシラズ)も今が旬ですね。
トキシラズは、夏に本州沿岸で取れるサケのことで、遡上前のサケと異なりまだまだ脂がのった状態で捕獲されます。
トキサケ
この記事でおもしろかったのは、田中角栄がトキザケが好きだったという挿話ですかね。たしかに、以前スーパーで買ったトキザケも明らかにおいしかった印象があります。ここのところのスーパーにも並んでいますし、食卓にどうぞ。

2004 06 06 07:55 PM | 固定リンク | コメント (68) | トラックバック

サケマスの現状

本日は水産特集になってしまいました。北海新聞の2000年の記事をみつけました。
鮭鱒特集
 全4ページからなる特集で、サケ漁から商品、流通まで、統計データを用いた詳細な解説がなされています。サケを巡る現状を理解する上ではたぶん一番わかりやすくまとめられているように思います。
 で、私が注目したのは、


そこで、改めて新巻鮭に絞ったアンケートを実施してみたところ、全体の70%が新巻鮭を贈られてうれしいと回答した。
半面25%が困る、5%がどちらでもないと回答しており、困ると答えた理由の中では、問題となっている「捌けない」、「調理できない」という答えを大きく上回り、「食べきれない」というのが全体の43%に達していて、核家族化が進む現代の世相を反映する結果となった。次いで「捌けない・解体できない」が20%、「調理できない」が14%となっており、以下「嫌いだから」、「珍しくない」、「収納にこまる」と続き、「嫌いだから」に分類されるなかには、「キングサーモンしか食べない」(44歳男性)といった、秋サケ業界にとっては耳の痛い意見もあった。

年代、男女別集計の結果、特に意外だったのは、「うれしい」と答えたトップの70代以上男性に次いで10~20代女性が77.5%と健闘していること。これは30~40代女性の69.5%、50~60代女性の67%を大きく上回るもので、ようやく若い女性も包丁を手にしだしたか… とも期待したが、詳しく聞いてみると「捌くのはお母さんがするから」(25歳女性)、「切身だともっとうれしい」(23歳女性)といったように、将来に不安を残すのが実態のようだ。

いずれにしても別表が示すとおり、すくなくとも7割が新巻鮭をもらってうれしいと答え、困るといった意見の中でも食べきれない、捌けないといった理由がほとんどで、ほんとうに秋サケが嫌いだと答えたのは、ほんの一握り。若い世代ほど新巻鮭に対する抵抗が少なくなっている傾向を見ても、今後、新巻切身、新巻姿造り等といった、食べやすさの工夫次第によっては、新巻鮭の名誉挽回も大いに期待が持てるといえよう。


という部分です。商品として新巻鮭の魅力がなくなっているということが触れられ、そのため、フレークやスモークサーモンといった加工品で、という動きの中で、お歳暮アンケートでもそれを裏付けるような結果が出たという部分です。
 この部分は私の専門と関わるのですが、お歳暮のサケという習慣と、江戸時代以降の北洋(江戸時代は蝦夷地(北海道)ですが)の開発が密接に関わっているように思っています。さらには、人工孵化放流事業などを推進する一つの基盤にもなっていると思います。なかなか表現が難しいのですが、単に資源の飽和や、先に記事にしたロシアとの関係だけで水産物としてのサケの未来が決まるのではなく、こうした文化と関わり合う中で作られた、日本社会のサケ、という視点も重要だと思います。
 で、お歳暮のサケの関わりですが、また後日にさせてください。(ちょっと大きい話なので、関連の記事を紹介しながらということでm(__)m ちょっと逃げモード)

2004 06 03 10:47 PM | 固定リンク | コメント (61) | トラックバック

信州サーモン

えーっと、信州サーモンだそうです。

長野の新しい特産「信州サーモン」誕生

 3倍体ニジマスとブラウントラウトを掛け合わせたもので、ニジマスよりも病気に強く、4年もので50cmほどに成長するそうです。
 味はニジマス、ということで、ニジマス市場に仲間入りとか。
 内水面ですが、養殖オンリーなので、紹介までということで。

2004 06 03 03:03 PM | 固定リンク | コメント (113) | トラックバック

漁師さんのページ

ookatouさんに紹介してもらいました。北洋サケマス漁船の漁師さんのページです。
atom
実際の作業中の写真などが掲載されていて、興味深く拝見しました。
また、履歴書を拝見すると、漁師さんのイメージが変わりますね。一般的な自宅から出漁する沿岸の漁師とは違った、遠洋漁師の動きをかいま見ることができます。
ひとまず紹介まで。

2004 06 03 10:42 AM | 固定リンク | コメント (88) | トラックバック

今シーズンの北洋サケマス漁

今シーズンの北洋サケマス漁が出漁できない状況ということです。
ロシア政府組織改革のあおりで北洋サケ・マス漁が交渉できず
 日本からの問いかけにもロシア側の返事がないそうで。
 一応紹介まで

2004 06 03 09:27 AM | 固定リンク | コメント (61) | トラックバック

北洋漁業の流し網

流し網で圧巻 誇り今も
朝日新聞富山版の記事です。北洋漁業における流し網の導入は1931年に北海道庁の依頼により富山県の漁師が始めたのが最初で、それまでは定置網漁だった、ということです。

 目当てのサケとマスは回遊魚。一定の深さ、水温、塩分濃度の海域を巡り、えさを食べる。「魚が泳いでいるところに、網を置くことができれば」。だれもが夢見たことを、長治らが実行しようとしていた。  占守島東海岸の沖合。  長さ約3キロに及ぶ流し網が入れられた。  縦約10メートル、横約40メートルの網を80個つなげている。海流に向かって泳ぐサケの行く手をさえぎるように、網をひく。数時間が過ぎる。水揚げだ。  「網を揚げたとたん、サケ、マスが白く見えたので、喜んだ」。長治はそう、書き残している。「この漁法しかない」と自信を深めた。  流し網は、北洋漁業の光景を一変させた。  大量に捕れるので、母港に帰る暇がない。やがて、単独船から、複数漁船が集団で漁をする母船式が台頭する。缶詰や塩蔵技術も向上した。北洋の海産物は繊維製品と並び、戦前日本の主要な外貨獲得産業に成長した。  瞬く間に、流し網は全国の漁業者に広まる。だが、富山の漁師の経験に裏打ちされた技術は、抜きん出ていた。他道県の漁師はぼやいた。「越中衆の通ったあとは、草も残らん」
 北洋漁業が200カイリ以降衰退し、現在は見る影もない状況ですが、まさに明治から昭和の水産史に特記すべき北洋サケマス漁を巡る一こまです。私自身は河川の漁が中心なので、北洋サケマス漁については概略しか知らないのですが、一つの川で漁をしていた時代から、全国規模で船が漁場に行く時代の漁は、漁師達の知恵があふれていたように思います。実際、遠洋に出ていた人とちょっと話すと、本当に目を輝かせながら話をしていただけます。  で、最後に北洋漁業の概略が記されています。
 流し網の発祥は諸説ある。北洋漁業を研究する郷土史家山田時夫さん(黒部市)は「起源は東北地方にあったのではないか」と言う。  明治後半、三陸海岸を大津波が襲い、漁師不足に陥った。県内からも入善出身者らが宮古(岩手県)に移住。新参者は沿岸の良い漁場を与えられないため、沖合に出る必要があった。その過程で試行錯誤を重ね、流し網が生まれたとみている。
 が気になりました。うーん、自分のフィールドである東北地方が沖合流し網漁の発祥という説があるとは。  ただ、明治16年の宮城県の水産図誌をみると沿岸の流し網が記載されているので、はたしてこの説が本当かどうか。これは今後の課題にしたいと思います。

2004 06 03 09:18 AM | 固定リンク | コメント (64) | トラックバック

すいさんWatch

こちらのページで紹介されました。
すいさんWatch:鮭専用!
水産に関わる総合ページで、非常にさまざまな情報が集積されています。
自分も水産方面は非常に気になりますし、今後の勉強になります。
ひとまず紹介させていただきます。

2004 05 28 08:51 PM | 固定リンク | コメント (72) | トラックバック

北洋サケ漁出漁

旧聞になりますが、本年度の北洋サケマス漁が開始されたと言うことです。
太平洋サケ・マス漁解禁 北海道東部の港から出漁(京都新聞:2004.04.15)
 記事中あるのですが、今回の漁はロシアの母川とするサケマスを対象とした漁ということで、漁獲に応じてロシア側に漁業協力費が支払われるそうです。
 補足をすると、サケは200カイリとは別に、母川国主義というものがあり、生まれた川にサケは属するという考え方があります。つまり、北海道沿岸で獲れても回遊中のアラスカ産のサケの場合は、アメリカのサケなので勝手にとってはならない、ということのようです。ですので、サケ漁の中心は遡上に向かう直前のものを狙うというのが一般的なようです。また、それ以外の場合は関係国がアメリカ、カナダ、ロシア、日本の四カ国ですから、その間で調整が為されているようです。
 この点に関わる記事を目にしたら改めて報告したいと思います(わたしも具体的なところは把握していないもので)

2004 05 13 12:01 PM | 固定リンク | コメント (15) | トラックバック

青森県のサケ漁獲総額

本県サケ漁獲総額が4割減
 久々のサケのニュースです。とはいえ、東奥日報によると青森県のサケの漁獲が大幅に減ったということです。うーん、もう少し明るいニュースがいいんですけど。サマリーを載せると、


 サケの水揚げ全国一を誇る北海道が前年を35%も上回る過去最高の大豊漁を記録、全国的な価格安に大きく影響した。本県も前半は好調だったが、十月以降はエチゼンクラゲが最盛期のサケ漁を襲い、定置網に入り込むなどの被害を出した。

 同課の坪田哲課長は「クラゲ被害により河川には前年の一・五倍のサケが遡上(そじょう)し、採卵数は増えた。サケふ化放流などの事業には県や国、水揚げに応じて県さけます増殖振興協会が漁業者から徴収する協力金を充てているが、漁獲金額が落ち込み、事業が成り立たないほど厳しい状況だ」と話している。


ということです。
 私が注目するのは、最後のコメントでしょうか。要するに河川の遡上量が増えるのは沿岸の漁獲が減ったためだが、河川の漁を維持しているのは沿岸の漁獲があるからなので、困った困った、ということのようです。今年に関しては青森県だけの事例のようですが、私も、このことが一番気になっていました。沿岸の調査をしたことがないので、知識としては知っていましたが、河川のサケ漁は、本質的にこうした問題を抱えている訳ですね。
 でもこれって、なにか違うのでは、という気になりませんか。川ではとりすぎず、少なすぎず、海の状態を見ながら、ということなんですよね。豊漁が過ぎると困る漁、って。まあ、だからこそ、私のような研究者と呼ばれる人にはおもしろいのですが。でも、構造的になんとかした方がいいのだろうな、という気にさせる記事でした。

2004 05 12 08:27 PM | 固定リンク | コメント (20) | トラックバック

県産ギンザケ消費拡大PR

河北新報ニュース 県産ギンザケ消費拡大PR 仙台で試食会
 ギンザケの消費拡大のため、試食会を開催というニュースです。(河北新報のWeb閲覧は会員登録が必要なので、サマリーだけ引用すると


宮城県産の養殖ギンザケが旬を迎えるのを機に、水産卸売会社の仙台水産が22日、仙台市若林区の市中央卸売市場で試食会を開き、消費拡大をPRした。
(略)
県漁連によると、国内のギンザケは年間約1万トンが生産され、うち県産が99%を占める。水揚げは7月末まで続き、6月下旬から7月上旬のピーク時は1日100トンほどが出荷される。

とのことです。鮮度が違い生でも充分食べられるということで、最近回転寿司などで人気のトロサーモンが専らノルウェー産などの大西洋サケ(日本のサケは太平洋サケですね)なので、その市場に、ということのようです。
 ギンザケの養殖は志津川町などで大規模に行われており、海中飼育で育てています。一時は好調だったようですが、このところ今ひとつ、という状況にあるようで、数年前から「卸値が」といったニュースは目にしていました。宮城県が99%と、養殖とはいえ、宮城の一つの名物になる水産物だと思いますし、是非人気があがってくれればと思います。
 ただ、こうしたページを作っている人間がいうのも何なのですが、サケの味覚の違いで、みなさんわかります?スーパーのパッケージは最近、いろいろと詳細な情報がありぱっとみるだけでも
  「チリ産トラウトサーモン」(大西洋サケ)
  「アラスカ産紅鮭」(ベニザケ)
  「北海道産鮭」(シロザケ)
等々といった具合でしょうか。このサケは塩鮭がおいしいんだよな。トラウトサーモンだからムニエルにしよう、というように選びますか。我が家の嫁は選びません。旦那の影響もないようです。そうした中で、
  「宮城県産養殖ギンザケ」
というものがどの程度市場の中でブランド化するのか、と考えればもう一工夫が必要なのかな、と思います。
私としては、国産の多様なサケが市場にでると、スーパーの楽しみが増えるのですが。

2004 04 23 09:07 AM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

今年のサケ捕獲状況

今年のサケ捕獲状況

千歳川の昨年(2003年)の捕獲状況です。
23万匹と、一昨年よりは好転しているようですが、以前と比べると減っているのですね。

昨シーズンの漁獲は、多い川と少ない川が混在しているようで、宮城県でも隣同士の河川でも豊凶がわかれるという例があったようです。

よく凶作の年は豊漁だ、などと言われますが、いろいろな要素が有るようですね。

2004 02 05 05:53 PM | 固定リンク | コメント (78) | トラックバック