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村山高瀬川にサケを増やそう

 山形市北部を流れる高瀬川にサケを呼び戻そうという動きが「鮭を育てる会」によって行われており、20日に3万尾の放流が行われたとのことです。(河北新報より)
 これまでの放流と大きな違いは稚魚は最上川第2漁協よりもらい受け、放流するだけという点です。3年前よりはじめ、50尾程度が自然産卵をしているとのことで、清流を取り戻すシンボルとして行われているそうです。
 こうした活動として有名なのは札幌市豊平川でしょうか。やはり千歳川より稚魚をもらい受け放流をし、現在は結構な遡上が確認されていますし、そのための科学館も建設されたました。社会運動としてサケの放流事業を行うことは、自然保護運動の一つとしてひろく認められますが、佐藤氏が「サケ」(岩波新書)で触れているように、あくまでも食糧資源の増大のために行われている人工孵化放流事業とは本質的に異なるものですし、こうした事業は自然からサケを切り離すことによって資源量の増大に成功したという面があります。生息環境の回復維持の象徴としては意味があるのかなと思いますが、やはり注意の必要な活動ではあるのかなと思います。
 ただ、宮城県の七北田川では同様の活動をNPOとして採捕受精から一貫して行い、放流には仙台市科学館と連携して行う例もあり、サケを呼び戻す活動の一つの理想型かな、という気はしています。単に自然増殖用の稚魚をもらう段階からより一層の発展に結びつけば、サケと人との関わりの別の側面を生み出すことができるのではないかな、と考えています。

2004 03 21 10:49 AM | 固定リンク

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