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鮭川のサケ漁(その1)
山形県の文化を紹介するサイトに、最上郡戸沢村金打坊地区の川漁の様子を紹介したエッセイがありました。
秋の章
戸沢村は鮭川が最上川に合流する一体に位置する自治体で、鮭川はその名の通り、サケが遡上する川です。私もその名にひかれ、何度となく調査に伺っています。
このエッセイでも紹介されるように、このあたりの人は夏は鮎漁、それから稲刈りをはさんでサケ漁というのが生活のリズムになっているようです。昭和40年ころまでは男が川でサケをとり、それを家の女性が新庄などに売りに行く、というかたちで進められ、大きな収入となっていました。どのくらいかといえば、サケの収入で人を雇えるので、農作業をする必要がない、というくらいだったそうです。
川漁は、一部に専業の人もいますが、経済性をもった魚が少ないこともあり、多くは農家などが副業として行います。サケは稲作の作業が一段落したあとに行えることから、非常に有効な副業であり、サケ漁の権利をもっていれば出稼ぎにいかなくてもやっていけた、などという話など、その経済性をめぐる話は各地で聞くことができます。
で、この鮭川流域ですが、いろいろと話を聞いていると、かなり地域差があるようです。今回紹介した金打坊の場合だと、収益が集落に分配されていたと書かれています。これだけ読むと「原始共産制!」などと書いてしまいそうですが、これなども、集落が持つ漁場とその収益から考え出された方法なのだと思います。サケ漁は、特に河口にちかいほどどれだけ獲らないかが問題となる漁です(だって、全部獲ると上流の人が困ってしまいますから)。なるべく多くの収益を、という点と、なるべく獲らないという上流からの要望のなかで、この集落が選んだ方法ということなのだと思います。また、別の地区に行くと漁場は集落ごとに毎年交替して公平に収入が上がるようにした、という話もあります。鮭川ではサケ漁の権利に関しては、主として集落ごとに漁場をきめ、その中での漁獲の扱いや漁場の割り振りはそれぞれの集落ごとに決めて運営していました。
ということで、鮭川のサケ漁は書きたいことも多いので、勝手に連載とさせていただきます。次回以降、もう少し漁について報告させていただきます。
2004 08 31 03:46 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
カナダで話題のサプリメント
サケ関連のサプリメントということで、こんな商品が「あるある大辞典」にて紹介されたようです。
★世界の中心で美を叫ぶ!:★今日のあるある「カナダで話題のサプリメント」
なんでも、サケを使ったオイルだそうで、「ペットの健康に気を使う人」に最適とのこと。この手の商品については以前にも紹介したことがありますが、ぐぐってみると、いろいろあるようですね。
とはいえ、こういうサプリメント類って、直接サケを食べるのでは駄目なんですかね。
2004 08 30 02:43 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
千歳川のサケ捕獲状況
以前紹介したように、8月21日から千歳川のインディアン水車が稼働しはじめました。
これにともない、千歳サケのふるさと館のサイトにて、捕獲状況の日報が更改されはじめました。
自分がサケに興味を持ちだしたのは2000年からなのですが、このサイトを確認するのが秋の日課になっています。毎日の採捕尾数が載せられていますので、「おぉ、1万尾か」とか「うーん、今年は厳しいなぁ」などとぶつぶついいながら眺めています。
今年は出足がなかなか好調(って数日ですが)のようです。先週あたりから少し気温が下がってきた影響でしょうか。昨年は数年ぶりに遡上量が持ち直しましたが、今年はそれ以上のペースになるといいのですが。
そうそう、遡上量に大きな影響を与えるものは、やはり先日紹介した沿岸定置網です。こちらも9月ごろ、と紹介していましたが、「みなと新聞」によれば、8月24日に十勝・釧路において解禁になったようです。いよいよ秋サケのシーズンですね。
サケの人工孵化放流は海での資源量を増やすために行っているのですが、沿岸で遡上直前のサケを大量に獲られると遡上量が減少するため、昔(それはそれは昔で、漁の目的は違いますが江戸時代にも沿岸と川のサケ漁師の争いはありました)から問題になっていました。
実際、川で漁をする人たちにしてみれば、現在でも目的はともかく、自分たちの収入になるわけで、なるべく川で沢山のサケがとれればよい、という視点もありますから(もちろん近年は予定尾数によって、獲れすぎても収入にはなりませんし、孵化放流の目的は理解されているのですが)、沿岸で獲り過ぎられれば困ってしまうという面はあります。この辺は大きな動きでは、県や漁協などが調整をし、成功しているようですが、川の漁師たちの間では運悪く自分の川のサケが主として定置網にかかり、隣の川の群はそれをくぐり抜け大豊漁なんてことがあるため、いたゆかゆしという所でもあるようです。
なにはともあれ、今年は川にはどのくらいのサケが戻ってくるのでしょうか。
2004 08 27 05:24 PM | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
今年の漁況予測
岩手県水産技術センターより、今年の漁況予測が発表されました。
岩手県水産技術センター
http://www.pref.iwate.jp/~hp5507/gyokyou/gougai-04/Sake-yohou.pdf(pdfファイルです)
漁獲は「昨年並み」とのことです。ちなみにい来遊時期は11月中旬から下旬とのこと。三陸沿岸はこの時期に遡上もピークを迎えるということですかね。
昨年まではこうした情報も集めておらず、調査に行くと、あと2週間後だね、とか、もう予定尾数が獲れたので、おわっちゃった、なんてことがありましたが、はたして、岩手県の発表から、どこまで追えるのでしょうか(って、なに言ってるんだ)。
いや、本当に河川の遡上は川によって大きく異なり、しかも採卵をそのまま行うと帰ってくる時期もほぼその時期に集中する傾向があるため、全体として今が最盛期でもその川ではもう峠が過ぎていた、なんてことはよくあります。逆に熱心な川では、なるべく採卵の数をセーブして、10月から12月ごろまでまんべんなく遡上するように調整しようとしている例もあります。来遊するサケの多くが沿岸で獲られることを考えれば、試験場などの指導と調整で、川毎ではなく、全体としてピークを台形にもっていくようにできるとなお良いのでしょうが、なかなか難しいのでしょうかね。
ちなみに、早い時期にサケの遡上をさせるには、千歳川産(最盛期が10月ごろ)の受精卵を購入し放流する。逆に遅くまで遡上させるには津軽石川産(最盛期は年末から年頭)を購入するというのが一般的なようです。
特に津軽石川のサケは江戸時代から遡上時期が遅いことでしられているぐらい特異な群を形成しているようですし、またその体型も体高が非常に高く(ひらべったいといえばよいのでしょうか)、非常に大きいのが特徴です。素人目にも、「あ、これが津軽石のサケだ」とわかるぐらいです。お近くの採捕場に行く機会があり、11月中旬頃に特に巨大なサケがかかっていれば、7年ものか津軽石川のものですので、よろしければ気を付けてみてみてください。
大分話がそれてしまいましたので、これにて。
2004 08 26 05:27 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
広尾川にサケ遡上
北海道広尾川近辺にお住まいの方のブログでサケの遡上が紹介されていました。。
A Little Windbell: 鮭の遡上 9℃~27℃ 晴れ
また、こちらの記事では
A Little Windbell: 鮭釣り 15℃~26℃ 晴れ
海岸におけるサケ釣りの様子も紹介されています。なかなか壮観なんですね。
今年に入ってのブログ人気を考えれば、サケの遡上を紹介するブログがたくさんでてくるような気がします。楽しみですね>自分
2004 08 26 03:03 PM | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック
漁業写真ライブラリー
カメラマンである福岡加代子さんのブログサイトで、漁業・漁師に関わる写真等が掲載されています。
北海道をメインフィールドとされておられるようで、まだあまり写真の方は掲載されていないようですが、サケマスの定置網漁の写真なども掲載されています。
2004 08 24 11:44 AM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
Sakhalin Salmon Festival
イベント情報第2弾?です。
このサイトは一度なにかで紹介したいと考えていました。
Wild Salmon Centerは主に野生のサケの保護運動を行っている団体で、主としてカムチャッカ半島で米露が中心となって活動しています。まぁ、英語が苦手な私にはそれ以上の情報は難しいのですが。
ただ、日本では自然状態のサケの遡上というものがまずありえないこともあり、こうしたサケにまつわる活動は以前紹介したイトウなどに限られるか、環境学習などとセットになった、言葉が悪いですが管理された活動にならざるを得ないという面があります。その中で、サケの遡上環境の悪化、遡上数の減少については世界的(というか北太平洋地域)でも大きな問題になっているようで、資源の多くを自然産卵にたよる日本以外の国々にとっては、資源・産業保全という面からも重要な問題のようです。そうした面からも、このサイトの動きについては四苦八苦しながらもなるべく追いかけていきたいと思っています。
で、標題ですが、このサイトのevent欄に”サハリンサケ祭り(直訳)”の案内がありました。9月4日から6日までユージノサハリンスクにて開催だそうです。どんなfestivalかさっぱりわかりませんが、お近くの方、よろしければどうぞ。
あ、ついでにその様子を教えていただけると幸いです_(._.)_
って、だれにお願いしているのだ>自分へのつっこみ
2004 08 20 03:04 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
サケ祭り情報
サケの遡上のたよりも出始めましたが、それにともない、各地でサケに関連するイベントも開催されます。情報源はFreshwater-Lifeさんです。
こちらでは現在、
第41回石狩さけまつり・石狩CANCANまつり「北海道遺産石狩川歴史・文化伝承事業」
(2004年9月18日~9月19日予定)
http://www.ishikari-kankou.net/top-event/sake/sake-event.htm
しべつあきあじまつり
(2004年9月26日)
http://www.shibetsu.net/kankokyokai/index.html
第44回西別川あきあじまつり
(2004年10月10日予定)
http://www.betsukai.gr.jp/homepage/outer/kankou/ibento.html
やくも大漁秋味まつり
(2004年10月第4日曜日 八雲漁港特設会場)
http://www.town.yakumo.hokkaido.jp/pr/shouko/sightseeing/event/
について紹介されています。私のサイトでもなるべくいろいろと情報を集めて紹介していきたいと思いますが、Freshwater-Lifeさんが非常に密な情報を集積されていますので、上記リンクを参照いただいたほうが確実と思います。
この手のイベントは、北海道の各地で開かれています。本州でも、把握している限りでは、
津軽石川(岩手県宮古市 1月3,4日 つかみ取りあり)
鮭川(山形県鮭川村 10月最終日曜日 つかみどりあり)
木戸川(福島県楢葉町 10月)
といったところでしょうか。たぶんまだまだ行っているはずです。行ったことがあるのは鮭川だけなのですが、非常にもりあがります。特につかみ取りは本当にみなさん真剣で、みていても楽しいイベントになっています。この人気でサケ、特に川サケの消費が拡大するとなおよいのでしょうが、そうは行かないところがツライところです。
2004 08 20 02:51 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
イワナ、マスなどつかみ取り
Yahoo!ニュースをみていたら、こんな記事がありました。
楽しそうです。滋賀県ですから、琵琶湖の支流なのだと思いますが、イワナ、マス、アマゴなどを手づかみにして、さらにその場で焼いて食べられるそうです。
東北地方でもこんな所があればいいのに、と思いながら眺めてしまいました。
以上、紹介まで
2004 08 19 01:32 PM | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
そろそろ定置網漁の季節です
そろそろ日本沿岸での定置網漁がはじまるようです。北海道では9月初頭より開始、三陸では9月下旬ころからがシーズンのようです。
そこで、シーズンに先立ち、ネット上から情報を少し紹介いたします。
まずは、釧路市水産業対策協議会のサイトから
サケ定置網漁業
釧路沿岸の定置網の設置状況、網の形態等について図入りで紹介されています。
また、定置網を設置する場所については、こちらのエッセイが参考になります。
忠類川・サケ・マス釣獲調査・ニュースvol.35
以前紹介した忠類川のサイトに掲載されています。若干引用すると
◎小定置網
例年8月からカラフトマスが溯上を始める。この時期は「マス網」と言われている小定置網が海に所狭しと入っている。この網は、全長300mの小型の定置網なのですが特徴としては、渚から網が入っているのです。この時期に海を回遊しているカラフトマスは、波打ち際を回遊しています。ようするに渚から5mの範囲内を通っていることが多く、これを一網打尽にする網の仕組みとなっているのが一番の特徴と言えます。ただし河川に溯上させ、孵化事業用の卵を確保するために毎年8/12~16日までの間に網を撤去して河川に溯上を促進させています。この直後に大挙してカラフトマスの溯上が起きる訳なのです。忠類川開始以来、その状況は変わっていないので今年も同じはずこのマス網は、サケ定置網が解禁になる直前にすべて撤去されるのです。
◎本格的サケ定置網
また今年は、本格的なサケ定置網の解禁が8/27からに変更になりました!標津町では全部で28ヶ所の定置網が設置されています。先の小定置網は、波打ち際から網が入っているけど、この本定置網は、逆に渚から100mが空いて設置になるのです。これは、川に溯上を促進させるための処置でもあります。去年までは、9/1にサケ漁解禁になっていたけど今年は、時期が4日早くなっている。
(後略)
定置網そのものは、対象とする魚ごとに違うのですが、サケ科の中でもこのように違いがあることがわかります。それにしてもカラフトマスが渚から5mの範囲を通っているとは。なお解禁日は1999年のものです。例年9月1日を基準に前後数日の変動があるようです。
定置網関連ではこんな記事もありました。
サケ定置網漁を前に「土俵」づくり
この水産会社によりますと、俵は海の中では1年ほどで腐食してなくなるため、定置網漁でよく使われるナイロン製の袋に砂を詰めた重しより、環境にもやさしいということです。
とのこと。確かにプラスチック製の浮子なども含め、漁業廃棄物(っていう言葉があるのかな?)は問題になっていますから、一つの配慮なのでしょうね。古い水産図譜などをみると、網の錘に俵をつかっているものがありますので、古い技術が現在によみがえった例なのだと思います。
定置網漁に関するルポ・体験記としては、たくさんあるのですが、このあたりを紹介させていただきます。
石狩川 秋
北海道新聞2002年10月16日付け特集きじより、石狩川河口部における定置網漁の様子です。
一網打尽
こちらは余市で小学校の先生をなさっている涌井大輔さんのサイトから、紹介で漁船にのった体験記です。
ただいま修業中
北海道漁連のサイトから、”ただいま修業中”という23歳の漁師さんのルポが乗っています。静内の定置網漁師の一年の様子をみることができます。
ということで、ひとまず紹介でした。また漁期が始まったら改めて紹介します。
2004 08 19 01:26 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
サケの稚魚展示中
今年は長めの夏休みを取ることができました。で、夏休みの間、自然系の博物館をいろいろと見て回りました(本業は人文系なのですが…)。そうしたら、サケの稚魚(?)の展示と出会いましたので、ちょっと写真を。

こちらは、ミュージアムパーク茨城県自然博物館のサケです。受精卵から育てたものをそのまま淡水魚水槽でそだてています。よくみると(見えにくいですが)パーマークも消えて、すっかりギンケのちびサケという具合になっています。当然ですね。もう8月ですから。で、このサケはこのまま成長するとどうなるのかな?試験場などではこのまま陸風型のサケに育つなどという例でもあるのでしょうか。
そうこうして、次ぎに行ったのが、アクアワールド大洗水族館です。

こちらの水槽は海水か淡水かはっきりしませんが、沢山のちびサケが泳ぎ回っています。しかもカラフトマスも一緒です。背中に黒い紋がはいっているのがカラフトマス、という説明がありましたが、よくよくみないとわかりませんでした。
茨城県はサケ漁を本格的に行っている最南、つまり世界で最南に位置します。大洗を河口にしている那珂川でも、自然博物館(岩井市)の位置している利根川でもサケが獲れるので、自然系の博物館ではこうして冬場に稚魚から育てて、そのまま夏場を迎えてしまったものを展示しているようです。
また、カラフトマスについては、迷い魚が茨城県沖で獲れているという情報がありますから、そんな親魚から生まれたのかな、などと考えながら眺めていました。
サケの放流は体長10cm程度が相場ですし、その後は外洋に出てしまいますから、こうした大きさのサケを間近でみるというのは、なかなかおもしろいものでした。施設もすばらしいところばかりですし、お近くにお立ち寄りの際は是非どうぞ。
2004 08 17 01:59 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
さっぽろ・サケ月間
札幌市豊平川さけ科学館で、開館20周年を記念して、来月9月が「さっぽろ・サケ月間」と銘打ったイベントを開催されるようです。
期間中シンポジウム(9月24日)やサケフェスタ(26日)などが開催される他、パネル展なども開かれるようです。お近くの方、またこの時期北海道旅行を計画されている方、是非どうぞ。
(自分は、どうも9月10月は忙しくて、今年もインディアン水車を見に行けそうもありません。残念!)
2004 08 17 12:57 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
標津前浜一番クイズ
こんなクイズを標津町商工会でなさっています。一番サケクイズと総水揚げ量クイズだそうです。残念ながら気が付いたのが遅く、一番サケは7月12日だったそうで、終了していますが、総水揚げ量はまだ続いています。なお、情報元はFreshwater-Lifeさんです。
2004 08 17 12:41 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
サケバイ
katoさんのすいさんWatchに水産系アルバイトとしてサケバイというものが紹介されていました。初耳だったのですが、その世界では有名なようで、ネット上でも、バイクツーリングなどをされる方々の掲示板などでちらほらとその名をみることができます。
で、その元締め?がこちら
シャケバイ募集
標津漁協のサイトもありました。リンク先をみると、「今年の募集は終了」とあるのですが、2003.11.10日付の記事で、来春にはまた募集します、とあります。実際の業務は9月から11月にかけてなので、こちらのサイトをこまめに見ていると2004年の募集があるのかもしれません。ただし、ネット上でいろいろとみると、ネットで予約してという世界ではなく、近辺の宿泊所やキャンプ場などに「サケバイ募集」のちらしが貼ってあり、それをみて、「○○日働かせてください」というと面接になって”採用”、という流れが一般的なようですが。ちなみにこのサイトからサケバイの仕事(イクラ作りなど)の様子をみることができます。
また、標津でツーリングを趣味にされるかたのコラムにもサケバイの話があります。
5.サケバイの人々
14.鮭の宿
22.最後のサケバイ達
バイクや自転車などでツーリングをするなかで、秋は標津でサケバイ、ということが一つの合い言葉になっている様子をしることができますし、地元の人の視点から、こうした人たちがどのようにみられているのかをしることができます。
確かに自分も学生の頃、北海道一周をやってみたいなぁ、と思いましたし、独身の友人は盆休みを利用して今現在北海道をまわっているはずです(←これはあまり関係ないか)。そうした人たちの動きと、初秋(初冬?)の標津の求人がうまくマッチした結果、こうやってシステマチックな募集が行われているようです。また、こうしたバイトがあることによって、この時期をねらって全国から若者が集まってくるという構図が成立しているのかもしれません。人の移動という面でも興味深い現象に思います。
こうやってネットをいろいろと回るようになって知ったのですが、標津という場所は、本当にサケが地域経済だけではなく、地域の文化(サケを通じて人の交流が図れるというのはまさに文化だと思います)としてもいろいろと形成されている場所のようですね。本州をメインフィールドにしている人間にとっては、なにか想像もできない、すばらしいサケ文化の土地に思えてきました。是非一度その姿を見に行きたいものです。
あっ、あくまでも私にとってですけど。^^;
2004 08 11 04:59 PM | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
オビラメの会
北海道尻別川でイトウの保護活動をされているオビラメの会のサイトです。
会の趣旨を引用すると
尻別川の未来を考える オビラメの会とは?
北海道・胆振地方から後志地方にかけてゆるやかに流れる尻別川は、「幻の魚」イトウの生息南限です。これまで数多の「イトウ士」たちがこの魚に挑み、1メートル超級の大物が剛竿を満月に引き絞ってきました。しかし急激な環境破壊と乱獲のため、現在では尻別川のイトウは絶滅寸前といっても過言ではありません。「尻別川の未来を考える オビラメの会」(会長・草島清作)は、そんな危機的状態にある「尻別イトウ」を何とか救えないかと、流域のイトウ士たちと研究者たちが結成したNGOです。オビラメとは、地元の釣り師たちが尻別川のイトウを呼ぶときの名前で、アイヌ語に由来すると言い伝えられています。
とのこと。イトウの現在の生息南限だそうで、釧路湿原など道東のイトウは有名ですが、日本海側にも生息していたんですね。
会ではイトウの人工孵化にも成功されたようで、豊平川サケ科学館、千歳サケのふるさと館などでも飼育されているようです。
イトウそのものは本州(大畑川など)でも採れていたという報告がありますし、人工孵化で飼育されたイトウは管理釣り場などでフライフィッシングの対象にもなっていますが、こうした河川全体の環境保全とリンクする形で保護していくことは重要だと思います。
北海道内にはこの他の河川でもイトウの保護運動がさかんなようで、
イトウ保護連絡協議会のサイトにようこそ
こういうかたちで、連絡協議会が設けられています。あわせて紹介させていただきます。
2004 08 10 09:38 AM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
最近のサケ関連ニュースより
最近お気に入り(?)の日刊北海道経済、本日もサケ関連の記事が掲載されているようです。ヘッドラインより
No.025 08月06日 枠を消化したが赤字操業 道東サケ・マスが終漁 紅は昨対4割増の2200トン?No.026 08月06日 カナダの対日ベニ高騰 高すぎて手を出せず
No.027 08月06日 塩蔵品、ねり製品が減産 醤油漬けサケ・マス卵は伸びる 昨年の水産加工品生産量
No.029 08月06日 西カムのカラフトマス漁 筋子生産一週間で100トンNo.030 08月06日 建マス漁 ややスローペース お盆休み後に期待
本日は5本ほど載せられています。全般に明るい記事がすくないようです。ちなみに、最初の道東サケマス漁はロシアを母川とするサケを対象にしたものです。また、以前紹介しましたが、北海道沿岸のカラフトマス漁も見込みより若干少ないようです。
さて、本格化する秋サケ漁、どんな展開になるのでしょうか。
2004 08 06 09:25 PM | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック
ノルウェーサーモンの輸入
fishmlを主催されている琵琶湖オオナマズさんのブログに興味深い記事がありました。
こちらによると、オオナマズさんがノルウェーサーモンの導入・販売に関わってられたようです。で、私が興味をもったのはその理由の所、ちょっと引用すると
なぜ、サーモンを導入したのか、現場サイドから言うと、「切り身の端境期に出てきた」と言うことです。
当時、切身魚のサイクルとしては、秋から冬(10月~3月頃)は、ぶり・鱈・さわら・さば・養殖鯛など豊富な魚種があったのですが、4月ころから夏場にかけて売るモノが無かったのです。輸入の「キングフイッシュ(皮むきフィレ)」(キングクリップ)がフライにして美味しかったので、この魚を売っていたぐらいでした。
これに、脂質の量にともなう嗜好と合致したということもあり、現在の大西洋サケの人気になっているようです。でも当初の理由が「端境期」というのはおもしろいですね。私は最近のこってり味ブームから、味覚として輸入が進んでいたと思いこんでいました。
で、さらに興味をもったのは、ギンザケを巡る部分で
この頃、三陸などで養殖された銀鮭も出まわっていたのですが、サーモンと比べると「売る」と言う点で弱い部分がありました。ひとつは脂肪の含有量の違い、これはもう、圧倒的にサーモンの勝ちです。もうひとつは、身の色合いです。この頃の銀鮭は、アスタキサンチンを添加して身をオレンジにするといったことはやられていなかったようで、身色がくすんだオレンジ色だったのです。サーモンは、明るいオレンジ。並べて売れば、絶対サーモンが美味しく見え、銀鮭は売れないのでした。
本サイトでも、宮城の名物として、養殖ギンザケについて紹介しましたし、その時もギンザケの消費拡大を、という記事でした。でも、仕入れる側からみると、こういう問題があったのですね。あとはヘルシーブームでもおこって、脂質の少ない魚がブームになるしかないのですかね(あっ、そうなると鮭よりも白身の魚の人気が上がるだけかな)
2004 08 06 02:01 PM | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック
鮭トロ
発展的水産市場商人さんのブログでサケトロについて紹介されていました。
原材料の紹介されていますが、さすが業務用というところでしょうか。たぶん国産のサケでは脂肪分が少ないので、トロとしての利用はできないのでしょうから、いろいろと調整する必要があるのでしょうね。
2004 08 05 11:22 AM | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック
ヤマメの体でニジマスを産卵
以前、 ニジマスにウナギを生ませる?といいう投稿をしましたが、それに続くものでしょうか。本日付けの多くの新聞でヤマメにニジマスを生ませた、という記事が掲載されました。
研究グループは先のもの(北海道大学)とは別のようですが、話の原理は同じなのでしょうか。概要としては
ある動物の精子が異種動物の体内で作られ、それと卵子との受精で、もとの動物の子どもが生まれるのは初めてという。
研究チームは、ふ化直後のニジマスから始原生殖細胞を10個採取し、同じサケ属であるヤマメの稚魚の腹こう内に移植した。成長したヤマメから精子を取り出し、通常のニジマスの卵子と受精させたところ、全体の卵の0・4%に当たる10匹がニジマスになった。遺伝子を調べたところ、同細胞を取り出したニジマス由来の子どもだった。残りの卵はニジマスとヤマメの雑種で、ふ化しなかった。
同様の方法でニジマスの卵子をヤマメで作っており、来年初めにも採取できる見通しだ。ヤマメで作ったニジマスの精子と卵子を受精させ、ふ化を目指すという。
吉崎助教授は「魚の『借り腹』生産につながる技術だ。将来は小型水槽で管理できるアジに、大型魚のマグロの稚魚を得るための卵子や精子を作らせたり、絶滅危惧(きぐ)種の保全などを目指したい」と話している。
ということで、一番重要なのは末尾のコメントだと思います。今回は同じサケ属魚類ということで、比較的楽(「河北新報」紙面より)だったようですが、以前紹介したウナギとなるとどうなのでしょうか。
いずれにしても、人工採卵が難しい魚に対しての養殖技術から絶滅危惧種の保存まで、技術としては有望なものかもしれません。
でもなぜニジマスなのでしょうか。それこそ採卵・人工孵化の技術が進んでいるためでしょうか。気になります。
2004 08 05 10:21 AM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
水産ニュース3題
本日の日刊北海道経済にサケ関連の記事が掲載されています。ヘッドラインによると
最新ヘッドライン
No.012 08月03日 北米筋子まるで“バナナの叩き売り” メーカー盆前「終息宣言」 生産伸びずじまい
No.013 08月03日 トロールサーモンをもっと日本の食卓に 米ATSPAが普及活動を開始
No.014 08月03日 秋サケ新漁を前に 混獲物の出回り本格化
とのこと。北米ニュースはこれまでも紹介してきたとおりですが、三つ目の記事によれば、今月末からの定置網漁に先立ち、他の目的の網に掛かるサケが既に出回っているとのこと。
ひとまず情報でした。
2004 08 04 11:21 AM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
大畑川のスギノコ
本日の河北新報紙面にて、大畑川のスギノコが紹介されていました。なんでも陸封されたサクラマス、つまりヤマメなのですが、生息域が普通のヤマメよりも上流で、イワナよりも上流にいるという点が特徴とか。ネット上の記事をみると次のようなものがありました。
大畑川の中流に赤滝という滝があり、そこよりも上流に魚が昇ることはなく、生物相が異なるようです。ちなみにサケ、マスの遡上も赤滝までみられており、カギを使った漁がなされていました。この辺りについては、”大畑の山と川と海の物語”にいろいろと載っていますので、スギノコ以外にも興味がおありの方はどうぞ。
現在のところヤマメの亜種にも認定はされていないようですが、生物的にも生態的にもヤマメとの違いがいろいろとあるようです。新聞記事も含め強調されている点はオスメスの比率が一対一である点です。これは、一般にヤマメの場合メスが降海するのに対して、オスは残留することが多いため、ヤマメのメスが非常に少ないことに対して特徴になっているようですが、スギノコの場合、こうした特徴のためにオスメスがつがいとなって産卵するという点(ヤマメの場合は複数のオスが放精権?をめぐって争います)が非常にめずらしいようです。
スギノコが成立した原因についてはいろいろあるようで、上記”大畑の山と川と海の物語”には
大昔、サクラマスが産卵していた川が、火山のふん火で流れ出た溶岩(ようがん)にせきとめられたため、海にもどれなくなったサクラマスがイワナと同じように川で生活するようになって、イワナとの生存競争(せいぞんきょうそう)に勝ったためです。
と記されていますし、本日の河北新報では、山仕事の人たちが食料として放流したもののうち、一部が取り残された、と記されています。どこまで本当かわかりませんが、そのくらい奇妙な場所に繁殖しているヤマメのようです。
なお、スギノコの写真は浅虫水族館のサイト、2003年サマーフェスティバルにあります。参考まで。
現在は、赤滝より上流川が全て禁漁になっていて、釣りをすることはできません。あしからず。
2004 08 03 02:49 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
北米紅鮭漁・補遺
日刊北海道経済のヘッドラインに、北米ベニザケ漁についての記事が掲載されていました。
不漁とともに、現地消費の拡大と、中国向け輸出の拡大により、日本分の割り当てが減ったことも大きい、ということのようです。ヘッドラインということで、後日削除されてしまうかも知れませんが、一応情報まで。




