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富士川のサケ回帰

 駿河湾に注ぎ込む、富士川にてサケの放流に取り組んでいる団体があるのですね。

リンク: 放流したサケ帰ってきた!? 吉峰会“回帰初年度”.

 なんでも富士市の県立吉原工業高校同窓会「吉峰会」が主体と言うことで、


同会は平成15年3月に体長6、7センチのシロザケの稚魚1500匹を初めて放流。昨年は2500匹、今年は3000匹を川に放した。5年続ける計画で、4年目の来年も2月に3500匹程度の放流を予定している。もともと富士川にサケは生息しないため、「専門家にも相談し、生態系に影響がないようにごく少数を放流している」(宮川会長)。放流後、北海道や本州北部では3―5年で回帰するという。

 というかたちで行われているそうです。

 で、これ、本当によいのですかね。専門家は了承しているようですが、そもそも環境破壊によってサケが姿を消した河川ならまだしも(それでも遺伝子的な問題は残りますが)、少数だから大丈夫、ということでよいのでしょうかね。
 まぁ、生物学的な点はおいておき、私の専門から注目するのは、なぜ工業高校の同窓会?というところですかね。このブログでも何度か紹介していますが、いわゆる自然保護団体以外の団体によるサケの放流が結構はやっているような気がします。そして、近年のサケに関する傾向のような気がしています。このあたり、社会科学的にもう少し検討した方がよいような気がするのですが。
 どこの団体も、お題目としては”生命を実感”とか、”環境に対する”などと行っているのですが、上記、そしてこれまでも述べてきているように、サケの受精卵を買ってきて、そして育てて放流する、という中では、”育てる”という面で生命を感じることはできても、それ以外はかなり疑問があるように思うのですが。それならカブトムシなどを育てる方が、またその河川で絶滅しそうな希少動物の飼育の方が、地域理解という面でも、環境という面でも(なぜ絶滅しそうになったのかという点から)よいような気がしますが。

 ということで、この動き気になったので、新しいカテゴリー”NPO関連”として独立させてみようと思います。NPOでは近年は特定の用件を満たすことで法人格を与える動きがあり、そうしたNPO法人と混同してしまいますが、同窓会などでもNPO法人を取るところもありますし、ここでは、資源を増やす目的以外のサケ放流、という意味で作らせて頂きます。
 古い記事を漁っていく必要がありますので、カテゴリーの完成までにはしばし猶予を。徐々に記事を加えてみようと思います。

2005 10 25 11:22 AM | 固定リンク

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今年はサケの遡上報告が多いようです。 ニュース映像で見て記事を探していてみつからず。ブログの中に、地元版新聞記事の引用があったので、転載します。元の新聞記事との照合はしていませんが、ニュース報道とほぼ同じ内容です。 以下孫引き :::::::::::::::::::::::::::::::: 神奈川県にサケ遡上 読売新聞の横浜版(10月26日)から引用  逗子�... 続きを読む

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