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今年の沿岸秋サケ漁

 サケ漁たけなわの今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。???
 今年の秋サケ漁、特に日本海側で好調なようで、北海道新聞にこのような記事が掲載されていました。

リンク: 秋サケ漁獲高34・2%増 過去10年間で最高 好調な輸出が単価支える.


秋サケの水揚げは、九五年に五千八百トン、九億九千万円と過去十年間では漁獲量、金額ともに最高を記録している。
 道立水産ふ化場(恵庭市)によると、後志地区でサケ漁が好調なのは、「二○○一年に放流した四年魚が多く戻った」ため。最終的に過去十年間でも二番目か三番目の漁獲量になりそうだ。今年は日本海とオホーツク海で好調で、胆振や日高など太平洋側で振るわない。

で、自分が興味を引かれたのは続くこの部分

 後志支庁水産課によると、ここ数年で増加した中国への加工用サケの輸出で雄サケの単価が上昇したことや、国内のサケ需要が復活していることなどが、単価を支えているという。

 近年、中国向けの輸出等が増えている、ということは耳にしていたのですが、価格を支えるレベルになっているのですね。
 この件については<<発展的水産市場商人>>さんもブログのサイドバーにて若干触れられています。ちょっとぐぐると、さけ・ます資源管理センターの下記pdfに興味深い記事がありました。

http://www.salmon.affrc.go.jp/topics/H17renraku/8shimizu.pdf
http://www.salmon.affrc.go.jp/kankobutu/bulletin/BNSRC04-4s.pdf

 発展的水産市場商人さんにも重なる視点として、このペースで行くと、サケの価格が中国側の都合で決まるようになるのではないか、と警鐘し、国内の需要も高めていく必要が述べられています。
 このへん、感情(文化)的な面と資源的な面、経済的な面がいろいろとつながりますので、どちらがよい、という話ではないのですが、こうした動きの結果、国内のサケの消費に影響を与える(意味もなく高くなってしまったり、品質の良い物が国内でまわらなくなったり)ことのない方策は考えていく必要があるのでしょうね。

 また、論文に触れられていますが、この問題と並行して考える必要があるのが、養殖サケ・天然サケを巡る資源と嗜好の問題があるようです。国内でもシロザケの需要と別に養殖された輸入サケの人気は高い物がありますし、こういう消費動向も視野に入れながら、見ていく必要があると思います。

2005 10 29 10:38 AM | 固定リンク

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