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サケの輸出が過去最高

 このブログでもなんどか紹介してきましたが、国産のサケの消費が低迷する中、主として中国向けの輸出が好調で、サケ漁に影響を与えてきているという話がありました。で、昨年の統計がまとめられたところ、過去最高という結果が発表されたそうです。

リンク: 道産サケ輸出、最高の126億円 昨年 中国、欧米向け需要増.

 記事を拝見して、興味深かったのは次の部分


北海道から海外向けに出荷される冷凍サケ輸出額が、二○○五年に百二十六億一千万円と過去最高を記録したことが、函館税関の調べで分かった。輸出額は同税関が冷凍サケと分類して統計をとり始めた一九九六年の六倍にのぼる。輸出先は主に中国だが、同国内で加工されたサケの多くは欧米に輸出されており、自然食ブームがサケ人気の要因とみられる。
(中略)
 漁獲量が多い道東で秋サケを扱う道漁連釧路支店によると、水揚げしたサケの多くは石狩市内の加工場で頭部や内臓をとって冷凍し、主に中国に輸出される。中国の加工場では骨や皮をとって、欧米向けに再度輸出する。
 同支店は輸出増加について、「漁獲量が増えてきた二○○○年ごろから国内でサケの値段が下がり、販売先を海外に求めた成果。欧米では近年、健康志向の高まりで、日本産の天然サケの人気が高い」と話す。

ようするに、中国での人気は中国国内の消費の伸びではなく、(中国にとって)安い原材料を加工することでより高く販売できる商品であるため、ということのようなのですね。
 まさに”へ~”
 日本が得意としてきた加工貿易の原材料を日本が提供する世の中になったとは。なかなか興味深いところです。
 欧米、とくに大西洋サケは脂質が多いので、日本では人気ですが、逆に向こうでは脂質の少ないサケが人気というのもなかなか。お得意の輸入で、国内でもJapaneseSalmonの逆輸入なんってことになるとさらに面白いのですが。さすがにそんなことはないのかな?

2006 05 07 10:34 AM | 固定リンク

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コメント

笑ってられませんよ。サケフレークなどは以前から中国などで加工の大半を済ませてます。つまり極端な話、前浜の魚は自分の前を通り過ぎ、骨を取ってもらってから自分の食卓に戻ってくるのです。たまにはそんなことを思いながら食事しないとね。

投稿者: masaki (May 7, 2006 10:35:58 PM)

masakiさん、情報ありがとうございます。そういうものだったのですね。不勉強を恥じ入るとともに、ちょっとブルーな様な不思議な気分にさせられました。鮭製品って基本的に国内で獲れたものだし、国内で加工しているものと思い込んでいました。
 加工費がそれだけ違うということなんですかね。

投稿者: ruger (May 8, 2006 12:34:11 AM)

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